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アドテク、企業、ベンチャーキャピタルやニューヨークのベンチャー企業について執筆するスタッフライター

vincenzo_mancuso / shutterstock.com

ウーバーはシリコンバレーのユニコーンの中では企業価値が最も高い企業の一つだが、企業文化に関しては大きく後れを取っていることが最新の調査で判明した。

ウーバー従業員の自社の企業文化に対する評価は、エアビーアンドビーやピンタレスト、ドロップボックスと比べて大幅に低かった。調査会社Comparablyの調査でウーバーは専門能力の向上度や幹部に対する評価、女性からの評価、そして3年以上働いている従業員からの評価について3社を下回っている。

企業文化に関してウーバーは100点満点のうち平均62点だった。それに対しドロップボックスが70点、エアビーアンドビーが72点、ピンタレストが74点だった。女性従業員からの評価ではウーバーは60点。エアビーアンドビーは66点。勤続年数3~6年の従業員からの評価についてはウーバーが60点、ピンタレストが64点だった。

Comparablyは現役社員を対象に調査を行った。同社は企業間の報酬を比較したり、雇用主を匿名で評価できるサイトを運営している。同社は1月、グレイクロフト・パートナーズ(Greycroft Partners)らから725万ドル(約8億円)の出資を得ている。

このようなサイトでは職務に不満を感じている人の意見が多く寄せられる傾向があるが、CEOのジェイソン・ナザル(Jason Nazar)は「単純にすべての口コミを平均した訳ではなく、怒りに満ちた評価や熱烈すぎる評価は排除した」という。

ウーバーの従業員(特に女性)が企業文化について低い評価を付けていることは、最近のニュースを見れば不思議ではない。ウーバーでは最近、女性従業員が社内のセクハラをブログで告発したほか、グーグルの自動運転車部門Waymoの技術の盗用に関する訴訟や、社内での性差別に関する疑惑が明るみに出ている。

また、CEOのトラビス・カラニックらの幹部がソウルのカラオケボックスでコンパニオンを呼び、その事実を隠蔽しようとしたとニュースサイトThe Informationが報じている。

社員の幹部に対する評価においてもウーバーが最も低く、特にCEOの評価に関しては他の企業を大幅に下回る結果だった。カラニックの評価はここ数か月で大幅に落ちている。今回の調査は今年2月のものだが、3月はさらに下がっている可能性もある。

上場済みのシリコンバレーの大手企業と比べても、ウーバーの評価は低い。アマゾン、フェイスブック、グーグル、マイクロソフトのうち、企業文化の評価が最もウーバーに近かったのはアマゾンで64点だった。

編集=上田裕資

 

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