リンクトイン活用術 プロフィールで差をつけるための6か条

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リンクトインが単なるデジタル履歴書にすぎないと思っている人は、重要な機会を逃している。リンクトインは今や、自分のことを周囲に紹介し、あなたがどうしても心をつかみたい人の関心を引くためのツールとなった。

世界がますますバーチャル化し、リモートワークが当たり前となりつつある中、リンクトインのプロフィールがあなたの第一印象を決めることが多い。自分を優秀な人材だと印象づけるため、プロフィール欄では次の6つのことを実践しよう。

1. 顔写真を載せる

顔写真はバーチャルメディアであなたに実体を与えるもので、これにより人々はより感情的に深くあなたとつながることができる。ただし、どんな写真でもよいわけではない。

最高の印象を与えるためには、プロフェッショナルに見える写真で、全体の70~80%を顔が占め、正面を向いて読み手と「アイコンタクト」を取っている必要がある(特に新インターフェイスではプロフィール画像と内容が中央ぞろえになっているため、これは大切なポイントだ)。

2. 背景画像を変更する

背景画像を変更することで、同じような仕事をしている大勢の中でひと際目立つことができる。「百聞は一見にしかず」というが、まさにクリック一つで千の言葉に匹敵する情報をプロフィールに加えることが可能だ。

ただし、ふさわしい印象を与える画像を選ぶことが大切。自分がアピールしたいことを強調できる背景画像にしよう。自分のアピールポイントを表す色に背景を変更するだけでも、見る人にインパクトを与えられる。

3. ヘッドラインを変える

リンクトインの初期設定では、ヘッドラインには職場での役職が表示される。ヘッドラインは広告のキャッチコピーと同様、見る者の注意を引き、もっと知りたいと思わせるためのものだ。次のような力強い実例を参考に、自分のヘッドラインを書き換えよう。

・ハワースの職場コンサルタント、課題解決人、デザイナー、アーティスト
・リンクトインのチアリーダー/新米教育ママ/士気向上キャプテン
・ブランドマネジメント・高級品・ライフスタイルブランド担当副社長、ブランド戦略、マーケティング、顧客経験、人々を通じたブランディング
・学びの未来の伝道者

4. キャリアサマリを書く

リンクトインは単なる履歴書ではない。自分というブランドのウェブサイトだと考えよう。プロフィールの「キャリアサマリ」欄はトップページに当たるが、ここを埋めない人が多いのには驚きだ。

「職歴」欄は、あなたが今何をしていて、これまで何をしてきたのかを書く場所。一方のキャリアサマリは、あなたの「人となり」を書く場所だ。あなたのプロフィールを見る人の心をつかむ機会を逃さないようにしよう。

5. 推薦を受ける

推薦の言葉があればプロフィールの信頼性はより高くなる。人の推薦や賛同がなければ、プロフィールの内容はしょせん、あなたが自分自身について書いたことにすぎない。

業界で尊敬を集めている人や、信頼ある企業や組織に勤務している人から、あなたの長所を裏付けてくれる推薦の言葉をもらおう。影響力のある人とのつながりにより、あなた自身のブランドを格上げすることができる。

6. 動画をアップする

面倒に感じるだろうが、考えてもみてほしい。プロフィールは、あなたについて知りたい人がアクセスするページだ。言葉で伝えられることはそれほど多くない。心理学者のアルバート・メラビアンによれば、コミュニケーションに言葉が果たす役割の割合はたったの7%で、残りは声のトーンや身振り手振りなどだ。動画により完全なコミュニケーションが可能となり、あなたのことを知りたいと思う人に対してより大きなインパクトを与えられる。

リンクトインでは「キャリアサマリ」欄と「職歴」欄に動画をアップできる。自己紹介動画で自分が情熱を注いでいることなどについて語ってもよいし、過去のプレゼン動画や、自分の意見を発信する2~4分の動画を載せてもよい。既にビデオブログを持っているのなら、その動画を再掲載するのも手だ。動画を載せることは、直接会うことに次ぐ効果がある。動画掲載が当たり前になる前に、先陣を切ってチャンスをつかもう。

編集=遠藤宗生

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