北米200映画館でアニメ鑑賞会 「甲鉄城のカバネリ」が上映決定

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米国とカナダの映画館で4月、普段はテレビやPCのモニターで見られることが多いアニメを大きなスクリーンで鑑賞するイベント「アニメ映画ナイト(Anime Movie Night)」が開催される。その第1弾のタイトルとして「甲鉄城のカバネリ」が上映されることが明らかになった。

「甲鉄城のカバネリ」は、装甲蒸気機関車に乗った主人公が不死の怪物と戦う物語で、現在は米国のアマゾンプライムでも視聴できる全12話のヒット作だ。アニメ映画ナイトでは映画版の前編「集う光」と後編の「燃える命」が、アメリカとカナダの映画館で4月26日に上映される。

チケットは既に「アニメ映画ナイト」のウェブサイトで販売中。関係者によると200の映画館で上映されることになっており、今後も映画館の数は増える見込みだ。筆者の住んでいる地域では20マイル以内の4つの映画館の参加が決定している。

アニメ映画ナイトはクランチロールと映画広告会社Screenvision Media、イベント会社KAOS Connectが共同で企画している。これまでは個人や少人数でしか楽しめなかったアニメを映画館でみんなで楽しめるものにし、新たなファンも獲得する狙いがある。

米国では映画館に足を運ぶ映画ファンが減りストリーミングで鑑賞する人が増えている。しかし、クランチロールCEOのKun Gaoは「アニメファンが一体化して楽しめるイベントを目指します」とし、これまでほとんど実現されてこなかった映画館でアニメを上映するという企画で、アニメファンのアニメとのかかわり方を変えようとしている。

編集=上田裕資

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