調査結果をまとめ、作成された「メイドイン・カントリ―・インデックス」によると、ドイツに次いで高評価を受けているのはスイス。ドイツ製の安価な模倣品から自国経済を守るため、19世紀後半に他国に先駆け「原産国表示」を取り入れた英国は、皮肉なことに4位だった。
「日本製」に対する評価は、1位のドイツを100点とした場合に81点で、全体の8位。米国、フランスと同順位だった。調査対象国のうち、最も評価が低かったのは中国。28点で最下位だった。
「原産国」としての評価が高い国トップ20
1位: ドイツ/ 100
2位: スイス/ 98
3位: 欧州連合(EU)/ 92
4位: 英国/ 91
5位: スウェーデン/ 90
6位: カナダ/ 85
7位: イタリア/ 84
8位: 日本/ 81
8位: フランス/ 81
8位: 米国/ 81
11位: フィンランド/ 77
11位: ノルウェー/ 77
13位: オランダ/ 76
14位: オーストラリア/ 75
15位: ニュージーランド/ 73
15位: デンマーク/ 73
17位: オーストリア/ 72
18位: ベルギー/ 71
19位: アイルランド/ 65
20位: スペイン/ 64
出典: スタティスタ/ ダリア・リサーチ
調査方法:49か国とEUについて、世界52か国の約4万3000人を対象に調査を実施。「どの原産国表示に対する信頼度が高いか」を尋ね、5段階評価で各国とも2500人以上から回答を得た。その後、最も高い「非常に高く評価」とそれに次ぐ「どちらかといえば高く評価」の回答が占める割合から各国への評価を数値化し、1位を100点として順位を決定した。対象各国から調査実施国向けの輸出量なども考慮した。調査期間は2016年12月~2017年1月。