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2017.03.27 07:30

世界最大の起業家支援団体「エンデバー」の全貌


エンデバー・ジャパン本格的に活動開始

エンデバー・ジャパンは2017年3月から、本格的に活動を開始する。ボードメンバーは、ミッションに共感した経験豊富な14人が務める。初代チェアマンのマネックスグループ松本大CEOは「起業とイノベーションには、社会をよりよい方向に変えていく力があると信じている。エンデバーは起業とイノベーションのエコシステムを世界各地のローカルにつくり、さらにグローバルなエコシステムにもつないでいく活動だ」とその社会的影響と意義の大きさを指摘する。

現在、日本から選出されたエンデバー・アントレプレナーは3社。ラクスル、ユーザベース、WHILLだ。世界的視点で日本のベンチャー企業を育てるエンデバー・ジャパンの活動が、日本の起業家エコシステムを刺激し、次の井深大・盛田昭夫(共にソニー創業者)、松下幸之助(パナソニック創業者)、本田宗一郎(HONDA創業者)といった世界で誰もが知る起業家を生むかもしれない。


(写真左から)
孫 泰蔵◎Mistletoe代表取締役社長兼CEO。東京大学在学中にYahoo! JAPANの立ち上げに参画。2002年ガンホー・オンライン・エンターテイメント創業。09年MOVIDA JAPAN設立。13年にMistletoeを設立。

高野 真◎大和証券、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント、ピムコジャパン社長を経て、2014年フォーブスジャパン代表取締役CEO兼編集長。16年よりD4Vファウンダ―兼CEOを兼務。

佐藤輝英◎BEENOSファウンダー、BEENEXT ファウンダ―兼マネージングパートナー。2000年から14年BEENOS社長を務め、15年シンガポールを拠点とするベンチャーキャピタルのBEENEXTを設立。

宮澤 弦◎ヤフー上級執行役員・メディア・マーケティングソリューションズグループ長。東京大学卒業直後、シリウステクノロジーズを創業。2010年、ヤフーが同社を買収し、ヤフーに入社。14年より執行役員。

松本 大◎マネックスグループ代表執行役社長CEO。ソロモン・ブラザーズ、ゴールドマン・サックスを経て、1999年、ソニーとの共同出資でマネックス証券、2004年にマネックスグループを設立。

ポール・クオ◎Edinburgh Enterprise代表取締役社長。ゴールドマン・サックス、クレディ・スイス最高経営責任者、東京証券取引所取締役、国際銀行協会会長を経てEdinburgh Enterpriseを設立。

(以下、写真なし)
井上高志◎ネクスト代表取締役社長。青山学院大学経済学部卒業後、リクルートコスモス(現コスモスイニシア)を経て、1997年にネクストを設立し、現在に至る。一般社団法人Next Wisdom Foundation代表理事。

慎 泰俊◎五常・アンド・カンパニー代表取締役社長。モルガン・スタンレー・キャピタル、ユニゾン・キャピタルを経て2014年五常・アンド・カンパニーを設立。07年には認定NPO法人Living in Peaceを設立。

田中 仁◎ジェイアイエヌ代表取締役社長。慶応義塾大学大学院政策メディア研究科修了後、1988年ジェイアイエヌを設立。01年アイウエア事業「JINS(ジンズ)」を開始。群馬県の活性化支援「田中仁財団」も設立

谷家 衛◎ソロモン・ブラザーズ、チューダー・キャピタル・ジャパンを経て、同社のMBOにより、あすかアセットマネジメントを設立。ライフネット生命の創業支援、ISAK、お金のデザイン、D4Vのファウンダー。

田村裕之◎アトミコ マネージングパートナー。リーマン・ブラザーズ本社、香港の独立系投資銀行ファンド、日本で投資アドバイザリーファームを起業と同時にSkypeの戦略アドバイザーに。その後アトミコに参画。

森川 亮◎C Channel 代表取締役社長。日本テレビ放送網、ソニーを経て、2003年にハンゲームジャパン( 現LINE)に入社、07年に社長就任し、15年3月に退任。同年4月、CChannelを創業した。

安渕聖司◎三菱商事、リップルウッドジャパン、UBS証券などを経て、09年GEキャピタル・ジャパン(現SMFLキャピタル)代表取締役社長兼CEO就任。17年4月よりビザ・ワールドワイド・ジャパン代表取締役就任予定。

吉松徹郎◎アイスタイル代表取締役社長兼CEO。東京理科大学卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。1999年アイスタイル設立し2012年3月東証マザーズ上場、同11月東証一部に市場変更。
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文=山本智之

この記事は 「Forbes JAPAN No.34 2017年5月号(2017/03/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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