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テクノからチャート、その他の音楽業界に関する執筆を担当。

dennizn / Shutterstock.com

ドイツのベルリン本拠の音楽配信プラットフォーム、サウンドクラウド(SoundCloud)は少なくとも資金調達額の点では、この分野で最大の企業の一つと呼べる。同社は数ヶ月ごとに巨額の資金調達を実施しているが、3月23日にまたもや新たな資金調達を実施した。

ビジネスインサイダーの報道によると、サウンドクラウドは7000万ドル(約78億円)をデット・ファイナンス(負債としての調達)で得たことが、英国政府への提出書類から分かった。サウンドクラウドはこの事実をビジネスインサイダーの取材に対し認め「調達資金は2017年に前年比2.5倍の成長を目指す、事業拡大に向けて注ぎ、今後数年に渡りクリエイターのコミュニティや音楽リスナーとのつながりを支えていく原資として用いる」と述べた。

2.5倍の成長というのはかなり野心的な目標に思える。サウンドクラウドは常に資金難に直面しているとの噂も流れている。サウンドクラウドが音楽ファンから最も信頼されるプラットフォームの一つであることは間違いないが、立ち上げ当初から収益面では困難を抱えている。

昨年、同社は新サービスの「サウンドクラウドGO」でストリーミング分野に進出を開始し、月額9.99ドルで競合のスポティファイやアップルミュージックには無いリミックスやマッシュアップを含む数百万曲の楽曲配信を始動させた。しかし、その後、このサービスの動向についてはあまり多くが明かされていない。

同社は約2億人に及ぶユーザーらの一部を課金に呼び込む目論見だったが、その試みは現状では成功に至っていない。昨年夏にサウンドクラウドは1億ドルの資金を調達したが、そのうち7000万ドルはツイッターからの資金だった。それから1年足らずで同社はまた新たな資金を調達した。サウンドクラウドの資金調達額は累計で1億9300万ドル(約212億円)という巨額なものに達したが、今後さらなる資金を調達することも想定される。

サウンドクラウドは売却の道を探っているとの噂も流れている。しかし、企業価値が数億ドル規模のサウンドクラウドを買収できる企業はまだ見つからない。今回の資金調達によりサウンドクラウドは当座の間、収益化の道を探り、成長を続けるストリーミング分野でさらに存在感を増していくことになるのだろう。

編集=上田裕資

 

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