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I write about shoes, diamonds and other objects of obsession.

(Photo by Jason Kempin/Getty Images for Coachella)

カリフォルニア州の砂漠地帯で毎年4月に開催される音楽イベント、「コーチェラバレー・ミュージック&アートフェスティバル」は、90年代に新たな変化を遂げたヒッピースタイルで参加する人たちのファッションが、その特徴にもなっている。

コンサートに訪れる人たちは、デニムのショートパンツやフェイクレザーのフリンジが付いたトップス、ベルボトムのパンツなどをどこで買っているのだろうか──答えは「アーバンアウトフィッターズ」のようだ。

だが、ペンシルベニア州フィラデルフィアに本社を置く同社は、「コーチェラ」の商標を所有するゴールデンボイスと正式なライセンス契約を締結していない。ゴールデンボイスと契約を結び、このフェスティバルの名前を使用する権利を持っているのは「H&M Loves Coachella(H&Mラブ コーチェラ)」コレクションを展開するH&Mだけだ。

米紙ロサンゼルス・タイムズとロサンゼルス周辺地域で配布されるエンターテインメント系の週刊フリーペーパー「LAウィークリー」によれば、アーバンアウトフィッターズとそのウィメンズブランド「フリーピープル」は、ゴールデンボイスの許可なく同フェスティバルをイメージする商品を販売していた。

複数社が提訴

ゴールデンボイスは3月14日、自社の著作権を侵害したとして、アーバンアウトフィッターズを提訴した。訴状の中でゴールデンボイスは、アーバンアウトフィッターズが自社の衣類やアクセサリーを販売するために不適切に音楽祭の名前を使用していると指摘。その例として、「コーチェラバレー・チュニック」など複数の商品を挙げている。また、グーグル検索で「Coachella clothing(コーチェラ、服)」と入力すると、検索連動広告としてフリーピープルの広告が表示されることについても指摘している。 

ただ、アーバンアウトフィッターズを著作権侵害で提訴するのは、ゴールデンボイスが初めてではない。大型バイクを販売するほか、ライフスタイルブランドとしても知られるハーレーダビッドソンは2014年と今年1月、社名とロゴを無断で使用したとして、アーバンアウトフィッターズを提訴している。

さらに、アーバンアウトフィッターズとフリーピープルが商標権を取得済みのデザインを無断で使用しているとして両社を訴えたカリフォルニア州に本社を置く繊維会社のユニカラーズは、2015年3月に勝訴している。

コーチェラ・フェスティバルは今年、4月14日からと21日からの週末に開催が予定されている。すでにコンサートのチケットを購入した人たちは今まさに、何を着て行こうかと考えているかもしれない。

このタイミングでの提訴は間違いなく、ゴールデンボイスの戦略的な行動だといえるだろう。

編集 = 木内涼子

 

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