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I cover the ever-entertaining entertainment industry.

左側にいるのが「モーニング・ジョー」のキャスター、ジョー・スカボローとミカ・ブルゼジンスキー (Photo by Stephen J. Boitano/NBC/NBCU Photo Bank via Getty Images)

米首都ワシントン地域で先月、ニュース専門放送局MSNBCの人気番組「モーニング・ジョー」を観ていた人は、その多くがきっと驚いたに違いない。コマーシャルに「カテーテルを入れたカウボーイ」が登場し、戦略核の三本柱とは何たるかを説明し始めたからだ。

だがその相手は一般視聴者ではなかった。このCMはコメディアンのジョン・オリバーが流したもので、そのターゲットはただ一人、同番組の視聴が日課とうわさされるドナルド・トランプ大統領だった。

米国ではこの他にも、トランプにメッセージを直接届けたい広告主らが、彼の目に留まる可能性の高い媒体での製品宣伝に大金を払っている。

「モーニング・ジョー」のキャスター、ジョー・スカボローはこう語る。「この番組は長年、上院と下院の議員全員が観るものとされてきた。今の大きな違いは、番組の内容についてリアルタイムで反応する大統領がいるということだ」

MSNBC関係筋によると、今年に入ってから流された政治的広告やメッセージ広告の数は、選挙のない年としては異例の多さだという。

政治資金団体の「VoteVets.org」も先月、戦争で片脚を失った退役軍人の男性を登場させたCMで、医療保険制度改革(通称オバマケア)の存続を大統領に直接訴えた。男性はその中で「あなたが朝の情報番組を観ていると聞きました」と語っている。

VoteVets.orgの会長で共同創設者のジョン・ソルツは「(トランプ宅の)居間に直接乗り込んで、退役軍人たちが彼に求める行動を伝えたかった」と語る。

CMは人気コメディー番組「サタデー・ナイト・ライブ」でも流され、たちまち話題を呼んだ。広告料の何倍にも相当する寄付金を得たVoteVets.orgは、第2弾として、昨年の大統領選でのトランプ陣営とロシアとの関係に対する独立調査を求めるCMも製作した。

この他、保守系NGO「スタンド・アップ・リパブリック」も、トランプにロシアとの関係についての誠実な説明を要求するCMを製作。大富豪のコーク兄弟が所有する複合企業コーク・インダストリーズは、同社が米国で雇用を生み出していることを強調するCMを流した。

翻訳・編集=遠藤宗生

 

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