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photo by Tibrina Hobson / gettyimages

米メディア界の女王、オプラ・ウィンフリーの快挙にウォール街が揺れている。ウィンフリーが広告塔を務める大手ダイエット企業「ウェイト・ウォッチャーズ」(Weight Watchers International)の株価が昨年来の下落傾向から一転、再び急騰したのだ。

ウィンフリーは今年1月、20kg減量した姿で「People」誌の表紙に登場し「私はついに食べ物と仲直りできた」と告白。さらに、健康的な食生活について語ったレシピ本「Food, Health and Happiness」を出版し、ウェイト・ウォッチャーズでも会員制の動画プラットフォーム「Connect with Oprah」を立ち上げた。

それらの動きが功を奏し、ウェイト・ウォッチャーズは2月28日、最新の四半期決算で会員数が10%増の260万人に達したと発表。同社はまた、収益が黒字に戻り、1株当たりの利益はウォール街の予想値1.17ドルを上回る1.40ドルを見込んでいることを明かした。その翌日、同社の株価は前日比34%高の19.34ドルに上昇した。

ウェイト・ウォッチャーズの好調ぶりについて、同社ディレクターのクリストファー・ソベッキは「彼女(ウィンフリー)の精力的な宣伝活動によるところも大きいが、何よりロールモデルである彼女がより健康的なライフスタイルを目指す姿が、既存の会員や将来の会員候補に影響を与えたおかげだ」と語る。

この急展開に、同社株の空売りで儲けようと目論んでいた相場師たちは痛手を受けた格好だ。

ウィンフリーはこれまでもウォール街に数々の不意打ちを食らわせてきた。2015年秋、ウィンフリーがウェイト・ウォッチャーズの株式の10%を取得して取締役兼チーフ・プロモーターに就任すると、同社株は300%上昇し、最高時には28ドルを記録。だが投資家らの関心は長く続かず、2016年9月にはバブルは完全に消滅した。株価は10ドル以下に下落し、CEOのジム・チェンバーズが辞任。今年2月の時点では、空売り比率が浮動株の80.2%を占めていた。

現在、ウェイト・ウォッチャーズは新CEOを探しており、ウィンフリーも人選に力を貸している。マーケットにおけるウィンフリーの影響力を見くびるようなウォール街の住人は、これからも痛い目に遭うだろう。ウィンフリーはまた、大統領に立候補する可能性もほのめかしている。ウィンフリーがトランプに闘いを挑むことになれば、空売り投資家に大損をさせた大物同士の決戦が実現する。

編集=海田恭子

 

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