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I write about the junction between being human and the workplace.

Pressmaster / shutterstock.com

「従業員に感謝すること」と「従業員の生産性やエンゲージメント(熱心な取り組み)」との間には明らかなつながりがある。

求人情報サイト、タイムスジョブズ(TimesJobs.com)のTJインサイト部門が実施した調査によれば、従業員の35%以上が、自分の仕事が認められないことが生産性向上の最大の障害だと考えている。逆に仕事の成果を認められたり見返りを得られたりすることでやる気が高まり、生産性は向上するという。

ペンシルベニア大学ウォートン校の研究チームが実施し、ハーバード大学医科大学院が報告書を作成したこの調査では、2つのグループに分けて大学の資金集めを行い、その違いを比較した。

片方のグループは、いつもと同じ方法で卒業生に電話で寄付を募った。もう片方のグループは担当ディレクターからの激励と感謝の言葉を受けた後に仕事に取り掛かった。するとその後の1週間で、感謝の言葉を受けた方のグループがかけた電話の本数は、そうではないグループよりも50%多かった。

人材紹介会社ロバートハーフ(Robert Half)による別の調査でも、従業員が職場で幸福感を覚えることの重要性が示された。その幸福感をもたらす要素として、調査の回答者たちが挙げたのはプライド(51%)、公平さと尊重(51%)、喜ばれているという実感(50%)が最も多かった。

経営コンサルタントのジェフ・ピアースは、従業員の満足度が企業の生産性にかなりの影響力を持つ可能性があり、各社もここに注目し始めていると指摘する。

「従業員に“自分は価値を認められ、感謝されている”と感じられることに関心を寄せている企業は、前向きな企業文化を育むみ、従業員に合わせた福利厚生パッケージや寛大な給与制度の実現を優先課題とすべきだ」

ロバートハーフの調査によれば、教育と訓練も職場での幸福感を支える2つの重要な柱だ。

多くの労働者は、仕事で給与だけを重視しているわけではなく、3分の1以上は理想の仕事を確保するためならより低い給与でも進んで受け入れるとしている。また、より高いスキルを要する仕事をしている人の方が、より幸福感を覚え、仕事により関心を持つ傾向があることも示された。

18~34歳の若い労働者の場合、学びのチャンス(62%)や建設的なフィードバック(53%)がより多い方が幸福感を覚えるという全体的なパターンも確認された。一方で幹部など上級職の立場にある人々は、より自分の強みを活かせる(90%)、自分のスキルが仕事に合っている(88%)、自分にはより大きな影響力(84%)や自由(84%)があるという実感が、幸福感につながっていることが分かった。

ウェブサイト、ハピネス・ワークス(Happiness Works)のニック・マークスCEOは、幸福感というのは、毎日楽しい気分だとか、挑戦を回避するということではないと指摘する。「仕事には難しいことも厳しいこともあるが、従業員はスキルを伸ばすチャンスや必要なトレーニングを受けるチャンスを与えられれば幸福感を覚える傾向にあり、その結果より良い仕事をする傾向にある」

多くの従業員が、一緒に働く人や日々やり取りをする人が、職場での幸福感に影響すると強調した。全体としてイギリスでは5人に4人の会社員が、直接関係するチームの人々と良好な関係にあると感じており、3分の1以上(38%)が、チームのメンバー同士の関係が職場での幸福感や仕事への関心を促す重要な要素だと回答した。

また、定期的にミーティングを行っている人々は、幸福感と関心のスコアがより高い傾向にあった。対照的に、チームとのミーティングが一切ないと幸福感と関心の度合いが最も低く、チームのメンバー同士の関係が従業員のエンゲージメントを維持する上で重要であることが確認された。

編集=森美歩

 

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