エアビーアンドビーがまたもや10億ドル(約1150億円)の資金調達を行った。3月9日、米国証券取引委員会(SEC)への提出書類から明らかになった。エアビーアンドビーは昨年9月にも5億5500万ドルを調達していた。
当時、関係筋はフォーブスの取材にエアビーアンドビーは最終的に8億5000万ドルの調達を目指していると述べたが、その額を軽々と突破した。
ここ最近、エアビーアンドビーは膨大な手元資金を出資や他社の買収に用いる決定を下した。先日は決済関連のスタートアップの「Tilt」や富裕層向けバケーションレンタルの「Luxury Retreat」を数億ドルで買収している。
エアビーアンドビーはグローバル展開を強化し、特に中国には注力している。旅行客が現地でユニークな活動を行える「トリップ」や「エクスペリエンス」等の機能を新規に導入し、新たなユーザー体験をもたらそうとしている。
今回の資金調達においてエアビーアンドビーの企業価値は300億ドル(約3.5兆円)以上とされた。これは巨大ホテルチェーンのマリオット・インターナショナルとほぼ同等の評価額だ。