同社が新たに導入したモバイル注文アプリは、全注文の4分の1を占めるほどの好評を得ているが、同時に店内の混雑を引き起こしてしまった。ブルームバーグによると、受け取りカウンターがあまりに混雑していたため、業を煮やして注文を取り消す客も相次いだという。
だがこの他にも、ここ最近の米国でのスターバックスの業績に悪影響を及ぼした要因は多くある。
その一例が、天気だ。米国ではこの冬、多くの地域で例年よりも暖かい気候となり、コーヒー店で暖を取ろうとする客が減った。調査会社xAD(エックスアド)によると、2月の飲食業におけるスターバックスのシェアは11%と、1月の12%から低下した。
また、競合他社はスタバの常連客を奪うべく、飲み物の値引きといったキャンペーンを展開。こうした企業には、コーヒー飲料を提供するマクドナルドやダンキンドーナツ、パネラなどがある。
さらに、政治的な逆風もあった。ヒラリー・クリントン内閣での労働長官候補とも目されていたシュルツは、難民1万人の雇用を発表し、ソーシャルメディア上で激しい反発を呼んだ。ただ、この人数は従業員全体の5%にも満たない上、こうした難民の大半は米国以外の国で雇用される見込みだ。
だが、最も深刻な打撃は、同社が自ら招いたものだった。シュルツは1月、通期の売り上げ見通しを下方修正すると発表。これが投資家に嫌気され、株価は1週間にわたり下落した。
スターバックスは果たして、これ以上の受難に耐えられるだろうか。