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I cover hardware startups and IoT trends from Asia.

(Photo: Benjamin Joffe / HAX)

中国の深センは今や「ハードウェア部門のシリコンバレー」と呼ばれ、世界のスマートフォンの約70%、家庭用エアコンの約80%、パーソナルコンピューターに関しては約90%を作っている。

近年は人件費が高騰し、新興国との競争も激化しているが、深センに蓄積された製造業の知見やスキル、サプライチェーンのネットワークの優位性は今後も揺らがない。アップルのティム・クックも2015年にCBSの番組「60ミニッツ」で同様の見解を述べた。この記事では中国のハードウェア部門のスタートアップの最新トレンドを紹介する。

1.「シャオミ化」を進める企業

スマートフォンメーカーのシャオミ(小米)はオンライン限定販売で高品質なプロダクトを薄利で販売し、この分野に革新をもたらした。シャオミはその後、Miシリーズのタブレットやリストバンド、アクションカメラを発売し、FitBitやGoProらを追撃。その後、炊飯器や空気清浄機、スマート掃除機等の家電製品や自転車までに領域を拡大している。

しかし、ファーウェイやVivoやOppo等の中国メーカーらも同様な “シャオミ化”を進めており、価格が下落する中で先行きへの懸念も高まっている。

2. パクリ企業が本家以上のビジネス規模に

中国のイノベーションで興味深いのは、西洋のアイデアを模倣した結果、その市場がオリジナルを上回る規模に成長する点だ。ユーザー数7億6800万人を誇るメッセージアプリWeChatを擁するテンセントは今や時価総額26兆円を突破したが、彼らのビジネスはICQの模倣であるチャットサービスの「QQ」(1999年公開)から始まった。

また、グループ購入サイトの「Meituan-Dianping(美団-大衆点評)」もグルーポンの模倣からスタートしたが、現在の評価額は180億ドル(約2兆円)で、グルーポンの10倍以上の額に達している。

3. 海外の大手企業を巨額買収

中国企業は近年、海外の有名ブランドを盛んに買収しており、自動車メーカーのボルボや吉利汽車(ジーリー)傘下、クラッシュ・オブ・クラン等の有名ゲームも今やテンセントの傘下だ。

北京本拠のNinebot は8000万ドルの資金を調達し、セグウェイを買収した。また、家電メーカーのMidea(美的集団)はドイツのロボット分野の先端企業のKuka を40億ドルで買収している。

テック分野での大規模な投資の背景には中国のテック企業の収益性の高さが挙げられる。テンセントは昨年8月の四半期決算で15億ドルの黒字を計上。今年1月、バイクシェアサービスMobikeはテンセントが主導するラウンドで2億1500万ドルを調達した。

編集=上田裕資

 

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