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2017.03.03

増加傾向の在宅勤務 仕事への熱意や人間関係に良い影響も

GaudiLab / Shutterstock, Inc.


顔を合わせたやり取りが減るのを埋め合わせるために、在宅勤務で働く人々はテキストやフェイスタイム、グーグル・ハングアウトなどを活用。そうすることでプロジェクトに参加するだけでなく、永続的な関係を築いてもいるとドノバンは言う。「メールや電話を通しても、同じ建物内で働くのと同じように関係を築くことは可能だ」

興味深いことに、在宅勤務をしている人の60~80%が仕事へのエンゲージメント(熱心に取り組む傾向)率が高いことがギャラップの報告で示唆されている。また週に3~4日を在宅勤務にしている人々が、仕事仲間と親しい友人になっている傾向が最も強かった。

ミレニアル世代は、このフレキシブルな働き方を“特典”ではなく“当然”のものとして期待している。この世代は「柔軟性のあるスケジュール設定や在宅勤務を求める傾向がより強い」ことが、ギャラップの報告で指摘されている。「テクノロジーの進歩によって、異なる時間帯、異なる場所で仕事を行うことが多くの企業で実現可能になっている」からだ。

では、会社員たちが次に望むのは何だろうか? 勤務時間の柔軟性かもしれない、とギャラップは指摘している。回答者の54%が、“いつ”働くかを選べる仕事があれば転職すると回答しており、52%は既にそうした選択肢を享受していると回答している。

編集=森 美歩

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