キャリア・教育

2017.04.01 10:30

大企業若手が手を組む「One JAPAN」 40社250人の挑戦




岩松慎一郎(左)/塩野義製薬
有志団体「SONGS」。よりよい・強い会社にするために「ボトム」から盛り上げる。他部署との交流による「モチベーションUP」と「挑戦する文化の醸成」を目指している。会社でも活動が認められ、2015年、社内表彰制度で社長賞(審査員特別賞)に選出。

瀬戸島敏宏(中央左)/野村総合研究所
有志団体「Arumon」は「ミレニアル世代×オープンイノベーション」をテーマに「ビジネス領域開拓」「コラボレーション」「ラボ活動」の3軸で活動中。業界横断の知見とITを掛け合わせ、スマホアプリやWebサービスの開発、社内外との交流など幅広く活動。

武田雄一郎(中央右)/トヨタ自動車
有志団体「mo.TOYOTA」は、「もっといいトヨタをつくろうよ」を理念に掲げ、トヨタ関係の有志団体を巻き込み、人と人、想いと技術をつなげる土壌をつくり上げていく。「もっといいモビリティづくり、枠組みを超えた価値創造」にフルスイングしていく。

神原一光(右)/NHK
有志団体「NHK『ジセダイ勉強会』」は放送事業に新たな視点を入れることを目的に、明日の日本を切り拓く同世代の論客・専門家・起業家・クリエーターなどに講演いただいている。勉強会自体が書籍化されるなど展開が生まれる場として注目を集める。



及部一堯(左)/NTT西日本
団体名「NTT-WEST Youth」。NTT西日本の活性化を目的とし、異業種/社内交流による自己成長、社内コミュケーションの円滑化、ビジネス創出をメイン活動とする。現在は、ICOLA(イコラ)という関西の大企業有志活動団体(現12社)と連携もしている。

大辻聡史(中央左)/キヤノン
有志団体「Fu-Fu」は、アウトプット最大化のための勉強会、新規事業を目指したアイデアソンなどを開催。One JAPANをきっかけに、社内に同様の活動をするチームの存在がわかり、これを機に「オールキヤノン」の有志グループ連携を実現すべく活動中。

古仲大輔(中央右)/デンソー
One JAPANのキックオフイベントの記事を見て、2016年11月から活動開始の有志団体「デンソー有志の会」。東京支社若手による社内外交流会を実施。今後は、本社でも実施し、組織に横のつながりをつくり、会社の風土改革をボトムアップで促進していく。

一杉泰仁(右)/NTT東日本
NTTグループ社員の組織活性化、個人の意欲向上を目指す活動をする有志団体「O-Den」。2015年6月創立で、ビジョンは「つないで、変える」。グループ会社をまたいでいる点がユニークで、実際に仕事のつながりも創出。



須藤奈応(左)/日本取引所グループ
有志団体「兜ナイト」は2013年に創設。フィンテックや社会的インパクト投資、働き方をテーマに、講師を招き、社内外の同世代と議論し合うワークショップを開催。金融業界関係者に「知の探索」のきっかけを提供し業界発展への貢献を目指す。

村上 悠(中央)/JR東日本
「『遊ぶように働き、働くように遊ぶ』を当たり前に」をビジョンに掲げ、会社のリソースを活かしてプロジェクトを創り続ける「チームファンタジスタ」。地域のヒトに会いにいく「イキダネ!ツアー」など、仕事と遊びを行き来し、社内外で仕掛けていく。

柏村 長(右)/JT
有志団体「O2(オーツー)」は、社内外の人と人が「ゆるく」つながる「プラットフォーム」をつくり、自分の意思に合わせてその場を使うことで、知恵をつなぎ合わせた「知恵の輪」を広げていく。参加メンバーが自由に勉強会や意見交換会を呼びかけ実施する。

文=山本智之、写真=平岩亨

この記事は 「Forbes JAPAN No.33 2017年4月号(2017/02/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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