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メディアとエンターテイメント担当

ライアン・ゴズリングとエマ・ストーン (Photo by Dave J Hogan / gettyimages)

2月26日に発表される米アカデミー賞の、今年の最有力候補に挙げられる映画が「ラ・ラ・ランド」だが、興行収入の面でもこの作品は群を抜いている。

32歳のデイミアン・チャゼルが監督した「ラ・ラ・ランド」の作品の世界の興行収入は3億4,050万ドル(約386億円)。2位の「メッセージ(原題:Arrival)」の興収1億9,530万ドルを大きく引き離している。制作費が3,000万ドルの「ラ・ラ・ランド」は非常にコストパフォーマンスの高い作品とも言える。

アカデミー候補の9作品はこれまで世界で11億ドルの興収を生んでおり、4作品が1億ドルを超えている。選考委員らの目は作品のクオリティだけでなく、金の成る木を見出す能力にもたけている。

製作に4年を費やした「ラ・ラ・ランド」はエマ・ストーン演じる女優の卵と、売れないジャズピアニスト役のライアン・ゴズリングの二人が織りなす恋物語。「雨に唄えば」などの名作ミュージカルへのオマージュが随所に散りばめられている。

興行収入で「メッセージ」に次いで3位に入っているのがメル・ギブソン監督の歴史的戦争映画「ハクソー・リッジ」で興収は1億7,480万ドル。ギブソンは2006年に飲酒運転で逮捕された際、警官に対し反ユダヤ的暴言を吐いた事が問題化し業界から干されていたが、この映画でようやく復活を果たした。

4位は1960年代のNASAで活躍した黒人女性たちを描いた「ヒドゥン・フィギュアズ」で世界興収は1億6,450万ドル。この作品は米国だけで1億4,420万ドルを稼いでおり、アカデミー賞の前哨戦の一つ、米映画俳優組合員賞(SAG賞)のキャスト賞にも選ばれている。

黒人女性らを主人公にした「ヒドゥン・フィギュアズ」がここまでの人気を獲得したことは、現在の米国にとって非常に意義深い。監督のテオドール・メルフィは「この映画はほとんど口コミだけで全米に支持を拡大した」と述べている。

今回のアカデミーは「ラ・ラ・ランド」の受賞がほぼ確実視されているが、他の作品がどのような評価を受けるかにも注目したい。

編集=上田裕資

 

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