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2017.02.22 10:40

ジェイ・Zがベンチャーキャピタル創設 ウーバーの出資元も参加 

Photo by Lester Cohen / gettyimages

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ラッパーのジェイ・Zがベンチャーキャピタルを立ち上げる。2月21日、一部音楽メディアの報道で明らかになった。投資対象となるのはシードステージのスタートアップ企業という。
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ジェイ・Zはレコード・レーベルRoc Nation社長のJay Brownや、ウーバーの初期の投資家のShervin Pishevarが創業したSherpa Capitalとパートナーシップを結ぶ。

このニュースは瞬く間にネットを駆け巡っているが、ジェイ・Zがスタートアップに関心を示すのは驚きではない。彼はこれまで様々な企業に投資しており、彼が手を組むのはおなじみの顔ぶれだ。

ジェイ・Zは長年、Roc Nationと仕事をしており、Pishevarとは以前に共同でウーバーのプライベート旅客サービスのBlackjetに出資したこともある。また、最近でもサウジアラビアの王族とともに、類似サービスのJetSmarterに出資している。
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また、ジェイ・Zは2年前にストリーミングのTidalを5,600万ドルで買収しており、スプリントは最近、Tidalの株式の3分の1と引き換えに同社に2億ドルを出資した。Tidalの企業価値は6億ドル(約682億円)と評価されており、ジェイ・Zは約10倍の投資成績を収めたことになる。

さらに言うと、ジェイ・Zはデビュー以来のキャリアをずっと、スタートアップへの投資に費やしてきた。1996年に彼は裏稼業で稼いだ金をもとに、ロッカフェラ・レコードを設立。デイモン・ダッシュやカリーム・バークと共に設立したそのレーベルからデビュー作のReasonable Doubtをリリース後、デフ・ジャムに売却。

この3人はアパレル企業のRocawearも立ち上げ、2007年に2億400万ドルでIconixに売却している。

ニューヨークのブルックリン出身のジェイ・Zは、地元のプロバスケットボールチームのブルックリン・ネッツにも出資するほか、高級シャンパンのArmand de Brignacにも資金を注いでいる。投資先の企業やブランドを自身の楽曲やビデオに登場させることも度々だ。

ジェイ・Zのスタートアップへの投資の詳細はまだ明かされていない。フォーブスはジェイ・Zの広報担当にコメントを求めたが現時点で回答は得られていない。

編集=上田裕資

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