そんな中、米国のユタ大学の研究チームが液体レンズを使用した、視力を自動的に矯正してくれるスマートグラスを開発した。赤外線によって物体との距離を測定し、柔軟な膜の間にグリセリンを入れたレンズが14ミリ秒で適切な度数に調整される仕組みだ。
ユタ大学のカルロス・マストランジェロ教授はスミソニアン・マガジンの取材に対し、「視力が変わったとしてもレンズが自動的に対応してくれるので、新しいメガネを買う必要がなくなります」と語った。
現状ではフレームが大きくてかなり不格好であり、デザインの改善が必要だが、視力で悩んでいるうえに予算がない人にとっては朗報と言えるだろう。