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2017.03.03 14:00

金融業界最新事例!明治安田生命の活力を支えるシステムの裏側


AIやビッグデータ等、最新技術にもチャレンジ

その後も明治安田生命は、すでに述べたような基幹業務の効率化やオムニチャネル化の推進をはじめとするビジネス上の様々な要請に応えるシステムを実現するインフラとして、クラウドの活用を積極的に推進している。

例えば、14年には、顧客の加入・継続契約の諸手続きに関わる業務等を支援する仕組みとしてクラウドを採用。顧客に関わる様々な情報、あるいはMYライフプランアドバイザーと内勤職員等の間でやり取りをリアルタイムで共有し、スピード感のある顧客対応を実現する仕組みを構築した。加えて、従業員約4万人が使う業務システムの開発基盤をクラウドサービス上に展開。多様な業務アプリケーションをニーズに応じて速やかに構築できる体制も整えている。

さらに16年10月に、ソフトバンクロボティクスの人間ロボット「Pepper」100台を全国の支社に配属するというユニークな取り組みも行っている。「これもお客様との接点強化の一環で、お客様とのコニュニケーション機会の創出や、新しいデバイスとしての可能性を探る実験の一つです。例えば、ご来店頂いたお客様に新商品や新サービスをご案内したり、お客様の職場やイベント会場に出張させて頂き、お客様と会話を交わしたり、占いをしたりといった活動をPepperが行っています」と牧野は語る。

実はここにもクラウドが活用されている。Pepperの話す内容はSalesforceのクラウドサービス上に登録されており、クラウドと接続されたPepperが、配備されている場所や状況に応じた会話ができるようにしている。



その他にも同社がタイトルパートナー契約を結んでいる「明治安田生命Jリーグ」の試合が開催される各地のスタジアムの観戦状況を把握するためのシステムや、16年3月に買収した米国の生命保険会社スタンコープ・ファイナンシャル・グループとの情報共有基盤としてもクラウドを採用。まさに同社のビジネスの様々な局面をクラウドが支えている。

生命保険会社にとっては、高齢者も、ファミリーも、若者も全てが顧客だ。それぞれの顧客に合ったアフターフォローができるように、技術で支える。

「今後は、AI(人工知能)やビッグデータ等最新技術の導入も、クラウドを基盤に着手していきたいと考えています」

牧野に仕事でのモットーを聞いてみた。
「平凡ですが、向上心を持ち続けるということです」

新技術を取り入れながら前進し続ける、明治安田生命の挑戦に終わりはない。

牧野真也(まきの・しんや)◎明治安田生命常務執行役。83年入社。2005年富山支社長、09年営業人事部長、12年商品部長を経て、2013年に執行役商品部長。15年より常務執行役。現在は収益管理部と情報システム部を担当。

Promoted by セールスフォース・ドットコム photograph by Mizuaki Wakahara text by Kazunori Ito edit by Ayumi Okido

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