ザッカーバーグはこの取り組みにおいて、5つの課題を挙げている。
1. 互いに支援するコミュニティの実現:
伝統的支援組織の参加者が減少するなかで、彼らを支援する動きを進める。
2. 安全なコミュニティの実現:
危険から人々を遠ざけ、災害が起きた場合には支援し、復興を助け合う。
3. 正しい情報が得られるコミュニティの実現:
人々が新しいアイデアにふれ、相互理解を促進し、誰もが自分の意見を述べられる社会を実現する。
4. 市民が参画するコミュニティの実現:
人口の半分に満たない人々しか投票に参加しない社会を変えていく。
5. どんな人でも受け入れるコミュニティの実現:
共有の価値観や人道主義に根ざした、受容性あふれる社会を、文化や国家の垣根を超えて実現する
「フェイスブックの役割は人々の対立や孤立をテクノロジーとソーシャルメディアの力で和らげ、最大限のポジティブな力を与えていくことだ。フェイスブックは前進を続け、物事から学び、改善を続けていく。我々はこの責任を重大に受け止め、ここに提唱するグローバルコミュニティの実現を目指す」とザッカーバーグは述べ、上記5つの課題への具体的取り組みの詳細を非常に長大な文章で明かした。
宣言の末尾をザッカーバーグは次のような言葉で締めくくった。
「これまでみなさんと共に旅を続けてこられた事を光栄に思う。フェイスブックに参加してもらえたことを感謝し、世界をよりオープンでつながったものにするための全ての行いに感謝したい」