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テクノロジーとアジア関連の記事を担当

Frederic Legrand - COMEO / shutterstock.com

フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグにとってこの数ヶ月は、試練の時だった。同社は偽ニュースの発信源として批判を浴び、広告ビジネスの在り方への非難も高まった。フェイスブックは結果的に、米国の分断を悪化させ、それがドナルド・トランプ政権の誕生を招いたと指摘する批評家らもいた。

当初、同社は偽ニュース問題の火消しに取り組んだが、その後は問題解決に向けた新たなプログラムも導入し、偽ニュースの拡散防止に向けた対策も導入した。

2017年の目標をザッカーバーグは、全米50州をまわり、人々との会話を重ねていくことだとしている。このことで、彼が米国大統領への道を模索しているのではないかとの観測も流れた。

ザッカーバーグが政界進出を計画しているとの噂に明確な根拠はない(彼自身も最近になって、出馬の考えは無いと述べた)。しかし、2月15日、ザッカーバーグは英文で6,000ワードにも及ぶマニフェストを公開した。その内容は一人の起業家というよりはむしろ、政治家が書いたもののように読み取れる。

ザッカーバーグは投稿で、同社が大きな転換点を迎えたと宣言した。これまで、友人や家族らをつなげることを使命としたフェイスブックは今後、世界最大のソーシャルネットワークを基盤に、グローバルコミュニティーのための社会的インフラの構築を目指していく。

「これまで作り上げてきた人々のつながりをベースに、我々が次に注力していくのは、コミュニティの社会インフラを作り上げていくことだ。人々を支援し、安全な暮らしを守り、役立つ情報を届けていく。市民が参画する社会や多様性を受け入れる社会の実現に取り組む」とザッカーバーグは述べた。

今こそグローバルコミュニティの実現を

「グローバルコミュニティの構築(Building Global Community)」と題された宣言文の中でザッカーバーグは、世界に繁栄と自由を広め、平和と相互理解を促進し、人々を貧困から救い、科学技術の発展をもたらしたいと述べた。さらに、テロの根絶や気候変動への取り組み、疫病の拡散防止といった課題に取り組むため、都市や国家を超えた人々の団結が必要だと述べた。

「現状ではグローバリゼーションから取り残された人々も多く、世界とのつながりに背を向ける動きも起きている。今こそグローバルなコミュニティの実現を目指すべき時だ。我々が望むような世界は、すぐには実現できないかもしれない。しかし、長期的視野に立ってこの試みを始動する」

編集=上田裕資

 

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