35~44歳の回答者の間では、バレンタインデーがよかったという人は25%で、「こだわらない」と答えた人が35%。それ以上の年齢層では、「2月14日」へのこだわりを見せる人は少なくなり、55歳以上ではわずか15%となった。
一方、実際のプロポーズに関する質問については、25~34歳は「花束を一緒に送った」人が34%、「家族が同席した」人が26%、「友人らが同席した」人が19%だった。また、「公共の場でプロポ―スをした」人が13%いた。
また、「ひざまずいてプロポーズした」人が最も多かったのは34歳以下の人たちだ(18~24歳の65%、25~34歳の44%)。45~54歳の場合、片膝をついて結婚を申し込んだという人は31%だった。
「婚約指輪を贈る」習慣は維持
今回の調査では、婚約指輪を購入する人の割合は、年齢が若いほど大きいことも分かった。25~34歳の人で購入しなかった人はわずか11%。一方、55歳以上の場合その割合は、39%に達する。
この結果については、ミレニアル世代はソーシャルメディアで婚約を報告する人がその他の世代よりもかなり多いことが影響していると見られる。24~35歳の95%が、フェイスブックで婚約を報告している。
米国のミレニアル世代は一般的に、年上の世代とは「異なる」と受け止められているかもしれない。だが、少なくとも一つの点においては例外があるようだ。つまり、ソーシャルメディアは婚約に関しては、ミレニアル世代を「慣例」に従わせていると考えられる。
プロポーズに関する習慣(花束を贈ることや片膝をつくこと、ダイヤモンドの指輪を送ることなど)は、若い世代の間でも受け継がれている。フェイスブックやインスタグラムが従来のダイヤモンドの指輪の広告の役割を果たしており、そのためにより多くの若者たちが、より高価な婚約指輪を購入するようになっているのだろう。
ウェディングに関するさまざまなサービスを提供する「ザ・ノット」の最新の調査結果によると、米国で2016年に結婚したカップルが購入した婚約指輪の価格は平均6,163ドル(約70万円)で、2015年の5,871ドルより高くなっている。
一方、ジェームズ・アレンの調査では、ミレニアル世代の既婚者はバレンタインデーに花束やチョコレート、ジュエリーといったプレゼントをもらうことよりも、外食をする、劇場に行くなど「経験を共有したい」と考える人が多いことが分かっている。節目の祝い方については、やはり自分たちなりの考え方を貫きたいようだ。