キャリア・教育

2017.02.11 09:00

靴下で人を前向きな気持ちに、米で起業した日系4世の挑戦

Vlad Ozerov / shutterstock.com


人生を変えた起業
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日系米国人4世で同性愛者であるオオタは、起業するまではあまり自分のことを人に話したくないと思っていた。だが、この仕事を始めたことをきっかけに、もっと自分のことを人に分かってもらう必要があると考えるようになったという。

「・・・最善を尽くそう、自分自身に正直になろう、という気持ちを引き出すことができるような、私たち皆が心地よいと感じられるようなブランドを築きたい」

「店に来る人たちには・・・誰にでもその人自身の基盤があり、過去があり、それまでの道のりがある。私たちはそうしたことの価値を理解しているということを、知ってもらいたい。他の人と少し違う、弱者である、少し変わっている、これらがどういうことかも分かっている。そして、こうしたことには良い点がたくさんあるということも」
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挑戦は楽しい

経営者であることで、孤独を感じることもあるというオオタは、それまでファッションや製造業に関わったことがなかった。そのため、会社に起きる突発的な事態や、直面する課題を予測することができなかった。だが、それでも他の仕事に就きたいとは思わない。学ぶことも、何かに挑まれることも大好きなのだという。

「この仕事をしていこうと決めてから、(色々なことが)それまでよりずっと明確になった。私は今の仕事が大好きだ」

人生の目標を仕事にしたいと考える人たちに送る言葉があるかと尋ねると、オオタはこう答えてくれた。

「こうあるべきだという先入観を捨てて、自分自身を知ること…異なる文化や人々、物の見方、生活習慣を受け入れること。心を開いて、嫌だと思うこともやってみること。自分にできることがあるとすれば、それは何かと問いかけてみること。そして、それに(あるいはそれに近いことに)全力で取り組んでみること。私たちは一つ一つ何かを選択しながら、人生を歩んでいるのだ」

編集 = 木内涼子

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