経済・社会

2017.02.09 11:20

NYファッションウィークも反トランプ 40ブランドが共同抗議

Sam Aronov / shutterstock.com

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2月9日から本格的に始まるニューヨーク・ファッション・ウィークでも反トランプの動きが高まりつつある。40以上のブランドが団結し、トランプ政権の下で危険にさらされる「女性の権利」をアピールする。
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これはNPOの「プランド・ペアレントフッド(家族計画連盟)」を支援するキャンペーン。同NPOは人工妊娠中絶の推進と、「女性が主体的に人生を選択できる社会」の実現を目標としている。

トランプは中絶に反対し、プランド・ペアレントフッドを目の敵にしている。反対運動に参加するのは米ファッション協議会(CFDA)をはじめ、フォーブスの「アメリカで最も成功した女性」に選ばれたダイアン・フォン・ファステンバーグら。

トリー・バーチや3.1フィリップ・リム、アリス・アンド・オリビア、ケイト・スペイド、ミシェル・オバマ前大統領夫人が着て有名になったジェイソン・ウーとナルシソ・ロドリゲス、そしてザック・ポーゼンも参加する。2月7日時点で43ブランドが参加を表明している。
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今回のキャンペーンの中心的人物であるデザイナーのトレイシー・リースは、ファッションウィーク期間中、「ファッションはプランド・ペアレントフッドをサポートします」というピンバッジを着けるよう求めている。

ピンバッジのデザインはヴォーグを出版するコンデナストが手掛けており、ショーのスタッフや最前列に座る参加者、広報担当者、エージェント、インフルエンサーやモデルの一部も身に着ける予定だ。ソーシャルメディア上では#IStandWithPPのハッシュタグでキャンペーンを展開する。

プランド・ペアレントフッドへの寄付はトランプが大統領に当選して以来増えている。2016年12月の発表によると寄付の額が40倍になり、そのうち70%が初めて同団体に寄付した人たちだった。今回の動きに賛同するブランドは以下の通り。

3.1 Phillip Lim
Adam Selman
Alice + Olivia
Area
Brandon Maxwell
Brock Collection
Brother Vellies
Catbird
CG
Chloe Gosselin
Chromat
Cushnie et Ochs
DVF
Edie Parker
Gabriela Hearst
Gypsy Sport
Hause Alkire
Jason Wu
Jennifer Fisher
Jonathan Simkhai
Kate Spade
Kule
Mara Hoffman
Marchesa
Maria Cornejo
Michelle Smith
Narciso Rodriguez
Prabal Gurung
Proenza Schouler
Public School
Rachel Comey
Rosetta Getty
Rosie Assoulin
Ryan Roche
Simon Miller
Tanya Taylor
TOME
Tory Burch
Tracy Reese
Trina Turk
Ulla Johnson
Whit
Zac Posen

編集=上田裕資

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