3. イーロン・マスク
火星移住計画を進める億万長者のイーロン・マスクが、唯一の男性として3位にランクインした。マスク本人は「自分にはメンターはいない」と公言しているが、グーグル共同創業者のラリー・ペイジをはじめ、尊敬する起業家仲間からのフィードバックは重視しているようだ。また、VRを使ったドキュメンタリーのプロダクションRYOTの共同創業者ブライアン・ムーサーも、イーロン・マスクをメンターとして挙げている。
4. オプラ・ウィンフリー
自力で富を築いた億万長者であり、メディアで最も偉大な功績を挙げた女性の一人であるオプラ・ウィンフリーは長年、メンターシップの大切さを主張してきた。2002年のインタビューでは、「メンターとは、あなたの中にある希望に気づかせる存在です。どんなに暗い夜の後にも、輝ける朝が来ることを教える存在です。あなた自身には見えない、あなたの崇高さに気づかせる存在です」と語っている。
ウィンフリー本人のメンターは、過酷な子供時代を過ごしたテネシー州ナッシュビルの小学校教師メアリー・ダンカンだ。ダンカンは2011年、ウィンフリーが司会を務めた「オプラ・ウィンフリー・ショー」の最終回にゲストとして登場した。
ウィンフリーはまた、自身が設立した南アフリカの「オプラ・ウィンフリー・リーダーシップ・アカデミー・フォー・ガールズ」の在校生や卒業生にとってのメンターでもあり、彼女たちから「マム・オプラ」と呼ばれている。
5. ヒラリー・クリントン
ヒラリー・クリントンのキャリアは、2016年の米大統領選で彼女に投票しなかった人々から見ても、感嘆に値するだろう。クリントンは1969年にウェルズリー大学卒業後、イェール・ロー・スクールを出て弁護士になり、ファースト・レディ、上院職員、国務長官などの要職を歴任。ファースト・レディ時代には、国際会議で女性の権利向上に関するスピーチを行った。大統領選では「ガラスの天井」を破ることはできなかったものの、5,917万票を獲得したと報道されている。
クリントンは、保守的なシカゴの郊外で暮らしていた15歳の時、シカゴで行われたマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの講演に連れて行ってくれたドン・ジョーンズ牧師をメンターに挙げている。2009年のジョーンズの死去にあたり、クリントンは「ドンは私に新しい世界を見せてくれました。40年以上にわたって、私の精神的、社会的、政治的な旅を導いてくれました」と語っていた。