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社会分野 ウォーミングアップ「グラフは誰かが何かの意図をもってつくっている」ダイジェストとして再構成

「Z会」と聞くと、一心に受験勉強に打ち込んだ机上へ記憶を遡る読者もいるだろう。実際に「Z会」受講生として、目標達成を果たした歓喜の経験を思い出すビジネスパーソンも多いはずだ。

当時と比べると、ICT技術は飛躍的に進化し、情報通信機器の高度・多様化も進んでいる。知識と情報を資源として価値を生み出す時代へ、経済・社会も大きな変革を遂げた。こうした環境に生きる現在の中高生の学びの機会は、往時とどう変わっているのだろう。

まず、中学1年生に向けた「Z会」の教材の一部を紹介しよう。できれば、一緒に考えていただきたい。

この記事のイラストは、「総合」という「Z会」のオリジナル教材のとある課題のダイジェストだ。「グラフは誰かが何かの意図をもってつくっている」ということを理解するための教材で、答えを導く過程は以下となる。


生徒:先生、僕のテスト結果を示すAのグラフ、もっと成績が上がっていることがわかるようにする方法はありませんか?

先生:君がグラフに騙されなくなるように、という意味で、いくつか方法を教えてあげよう。

先生:方法は3つある。一つは、横軸の期間を短くして上昇しているところを目立たせる方法だ。

生徒:先生、あんまり急上昇という感じにならないんですけど。

先生:焦らない、焦らない。もう一つの方法は、縦軸の範囲を狭くして上昇しているところを目立たせる方法だ。

先生:この二つの方法を組み合わせて、最後にグラフの横幅自体をグッと狭めると、Bのグラフになる。

生徒:スバラシイ! 先生、ぼく、成績急上昇じゃないですか!

先生:こらこら、自分が騙されてどうするんだい。


このように、受講生はまず課題へのアプローチ方法や、発想の広げ方を学ぶ。単純に正解を求めるのではなく、実践的に「考え方」を身に付ける教材であることがわかるはずだ。

この回は意図的な情報操作を無抵抗に受け入れず、そこにある情報と知識の本質を見抜く眼を鍛えている。知識社会で生きるリテラシーやクリティカルシンキングを、「Z会」では中学生が学んでいるのだ。この教材がウェブサイトで紹介されたとき、SNS上では、教育の先見性や意義に対する賞賛が広がっていた。

さらに受講生の「ワーク」の一部は、専用サイトに紹介され、そこで新たな考え方や他者との思考プロセスの違いを知ることで、共感や相互理解を経て、さらに学びは深化していく。自分の考えを論理的にまとめ、わかりやすく伝える表現力も鍛えられる。

英語・数学・国語…といった教科の枠組みを超えた講座「総合」は、2021年度に向けた大学入試改革を見据えて開設されたものだ。こうした「思考力・判断力・表現力」を育むプログラムは、大学合格の先の、知識社会で求められる、社会人としての基礎体力を身に付けるための、新しい「学びの機会」の創出と見ることもできる。

国際的に活躍するアスリートの多くは、幼少時から競技を楽しみ、技術の基礎を体得していた。同時に、成功体験とともに「世界」を目指す志が育まれていく。これは「Z会」受講生も同じだ。教育におけるそのような「機会」の提供は、次代を担う子どもたちへの、大人からの掛け替えのないプレゼントになるはずだ。

「Z会」の「学び」の改革への挑戦、ICT技術で実現する新しい価値創造

知識が新たな価値を創造する「知識社会」の到来は、ビジネスリーダーのマインドセットに劇的な変化をもたらした。旧聞に属するが、財政学者神野直彦は「人間回復の経済学」で、20世紀末、いち早く知識社会を築いた北欧を採り上げ、その礎は、すべてのライフステージで教育の機会を保障する「学びの社会」の実現と、ICT技術への注力であったと記している。学びの機会とICT技術は、知識社会のインフラなのだ。

今日、いつでもどこでも、手軽に「学びの機会」をもつことを可能にするのは、バッグやポケットの中の情報端末だろう。「Z会」ではすでに、紙と郵便の通信教育にiPadを併用する「iPadスタイル」によって、データベースと連携した苦手克服プログラムや手軽な答案提出の仕組みなど、ICTのメリットを学習者が享受できる仕組みを確立している。

さらに2017年にはICTを活用した新サービスとして、1月にスマートフォン学習アプリ「Zestia」(ゼスティア)を、3月にはオンライン講座である「Asteria」(アステリア)を相次いでリリースした。

前者は忙しい中高生がより効率よく時間を使い、手軽に学びの機会をもてるようにすることを目指した無料の学習ツールだ。アプリならではのスピード感で、通学中や休み時間、就寝前のわずか数分のスキマ時間でも学習の成果を感じることができ、より本格的な学習への動機づけとなる。

「Asteria」は、添削指導も含めた全ての学習がiPadで完結する新しいサービスで、アダプティブ・ラーニング、つまり学習者一人ひとりの状況に合わせて適切な課題を提示する機能を備えている。無学年制なので、学校とは別に高度な内容に挑戦していくことも可能だ。

本質的理解を第一とする「本物の学力」養成

東大をはじめとする難関大学の合格実績に裏付けられたブランド力とプログラムのクオリティの維持はもちろんだが、なぜ「Z会」は、このように、社会の変化に対応した革新的なプログラムを、高品質で提供し続けられるのだろうか。それは、彼らが目指す教育の「核」の追求に取り組む理念と姿勢にある。

「次代の担い手たちの“自ら明日をひらく力”をどう育むか」。旧来からの志望校合格や試験での高得点は言うまでもなく、「Z会」では体系的、本質的な理解を第一とする「本物の学力」養成を重視してきた歴史がある。

優秀なアスリート育成に適切な課題設定と指導が欠かせないように、難問ではなく良問の提示に腐心し、添削指導という学習意欲に響くスタイルを貫くのも、こうした理念に根ざす名門「Z会」ならではの特長と言えるだろう。

未来のリーダーに求められる資質とは何か。子どもたちが、将来、イノベーションや問題解決を導く力の基礎とは何か。明日をひらく力を育む「Z会」での学びは、知識社会を生きる子どもたちへの、30年後を見据えた学びの最良の投資であり、将来のビジネスリーダーに向けた私たちからの贈り物でもあるのだ。

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 ICTは教育をどう進化させるのか Z会のオンラインアカデミー「Asteria」の挑戦
 http://forbesjapan.com/articles/detail/15370

Promoted by Z会 文=橋場一男 イラスト=ハルカ 編集=高城昭夫 

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