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メディアとエンターテイメント担当

photo by David Becker / gettyimages

インディペンデント映画の祭典サンダンス映画祭が1月19日に開幕した。エンタメ業界にとってサンダンスは良質なコンテンツを獲得するための重要な場だ。

映画業界にとってインディペンデント映画は利益を上げやすいコンテンツとみなされている。A24とブラット・ピットの制作会社プランBが製作したインディペンデント作品「ムーンライト」の制作費は500万ドルだったが、既にアメリカ国内でおよそ1,500万ドル(約17億円)の興行収入を上げている。

しかし、ネットフリックスやアマゾン等のストリーミングサービスの台頭により、サンダンス映画祭への出品作品の価格は近年で急激に上昇した。2016年にはアマゾンがケネス・ロナーガン監督による「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の米国での配給権に1,000万ドル(約11億円)を支払ったと報じられた。この作品ではケイシー・アフレックがゴールデングローブ賞のドラマ部門男優賞を受賞し、アカデミー賞でも有力候補とされている。

ネットフリックスは2016年、ネイト・パーカー監督の「バース・オブ・ネイション」に2,000万ドルをオファーしたが、最終的にはフォックスサーチライトが過去最高額となる1,750万ドル(約20億円)で権利を手に入れた。

アマゾンは全作品を「大人買い」の意向

2017年にアマゾンはサンダンス映画祭で上映される作品すべてに購入の意思を示している。同社は「Film Festival Stars」プログラムを立ち上げ、映画祭に出品されているすべてのアメリカドラマ部門の作品とプレミア上映作品を対象とし、全世界向けのストリーミングを24か月間行う権利(そのうち最初の12カ月は独占)に10万ドルを支払うとした。

アメリカドキュメンタリー部門の作品には7万5,000ドル(約860万円)、世界ドラマ部門と世界ドキュメンタリー部門などの作品には2万5,000ドル(約290万円)のオファーとなっている。

さらに、サンダンス映画祭の作品については、アマゾンプライムでアメリカ国内における1時間の視聴当たり30セント、その他世界における1時間の視聴当たり12セントというロイヤリティが支払われるが、これは通常に2倍の価格になっている。

以下がサンダンス映画祭の主な注目作品と現時点で分かっている価格だ。

「Call Me by Your Name」
Varietyの報道によるとソニー・ピクチャーズ・クラシックスが約600万ドル(約6億9,000万円)で世界配給権を獲得。

「A Ghost Story」
ケイシー・アフレックとルーニー・マーラ主演の作品。A24が配給権獲得。

「Casting JonBenet」
ジョン・ベネット殺害事件がテーマのドキュメンタリー映画。ネットフリックスが配信権獲得

「Long Strange Trip」
グレイトフル・デッドが題材のドキュメンタリー映画。アマゾンが配信権獲得。


編集=上田裕資

 

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