「見た目の悪い」バナナを有効活用、オーガニック・スナック事業が急成長

Tatiana Volgutova / shutterstock.com


起業から2年間、3人は無給で働いた。そして、全米最大規模のオーガニック製品の展示会、「ナチュラル・プロダクツ・エキスポ・ウエスト」への出展を果たした。

資金調達にも成功

展示会で大きな成功を収めることができたというスプリーシーによれば、展示会をきっかけに同社は、シードラウンドで30万ドル(約3,399万円)を調達。さらに、オーガニックの専門のホールフーズ・マーケットと. スーパーマーケットチェーンのウェグマンズで、商品を販売することになった。

バーナーナは2012年以降、急成長を続けており、2013~16年の年平均成長率は139%を記録している。彼らの考え方の中心にあるのは、持続可能性だ。製品のコンセプトから製造まで、採用するのは自社で仕入れた廃棄物になるはずだったオーガニックのバナナだ。

バーナーナの商品である「オーガニック・チューイー・バナナ・バイツ」は、いずれもUSDAのオーガニック認証を受けている。フレーバーはオリジナル、チョコレート、ココナツなど6種類。グルテンフリーで、遺伝子組み換え食品は不使用。ビーガン食品であり、ユダヤ教が食品に関して定める規定を満たしていることを証明する「コーシャ認定」も受けている。また、今春には新商品も発売の予定だ。

編集 = 木内涼子

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