ビジネス

2017.01.21 09:00

3年後のザッカーバーグ? 「次世代のユニコーン」スタートアップ20社

「次世代のユニコーン企業」20社のロゴ(抜粋)

「次世代のユニコーン企業」20社のロゴ(抜粋)

米フォーブス誌が選出した“次世代のユニコーン”となり得る米国のスタートアップ企業20社。「スマート」なソックス、身元確認レポートなど新ビジネスモデルから未来が見えてくる。
advertisement

■HotelTonight
当日予約に特化したホテル直前予約サービス

ホテルがオファーする直前価格に20%程度の利益を乗せて販売。北米と欧州の2,500都市で展開。創業2010年。

HotelTonightはスマートフォンアプリのみでの提供。当日のホテルのリアルタイムの空室状況が値引き価格とともに提示され、最大70%オフで予約できる。「人は500の選択肢より、厳選された15の選択肢を好むはずだ」とサム・シャンク(43)。来年にはIPOを目論んでいる。サムにとってHotelTonightは、ホテルレビューサイトTravelPost( 後のSideStep)、旅行サーチエンジンDealBaseに続く3つ目の旅行系スタートアップだ。
advertisement

創業者:Sam Shank
資金調達:Coatue、Battery Ventures、US Venture Partnersから8,100万ドル

■Guardant Health
生体サンプルによらず血液でリアルタイムにがん検査

血液中を循環する微量のがん細胞を遺伝子解析することで病気の進行具合を調べる。費用は5,800ドル〜など。

創業者:Helmy Eltoukhy、AmirAli Talasaz
資金調達:Khosla Ventures、Lightspeed Venture Partnersなどから2億ドル

■Freshdesk
インド発、クラウドベースのカスタマーサポートソフトウェア

メール、ウェブ、電話などさまざまなチャネルで顧客管理・サポートができる。利用企業は世界中で8万社を超える。

創業者:Girish Mathrubootham
資金調達:Accel、Tiger Global Managementなどから9,500万ドル

■Fuze
ビデオ会議をコアとする社内コミュニケーションツール

音声やビデオ、メッセージなどをクラウド上で統合するユニファイド・コミュニケーションを企業向けに提供。

創業者:Steve Kokinos、Derek Yoo
資金調達:Bessemer Venture Partners、TCV、Summit Partnersから2億ドル

■GoFundMe
世界最大の「寄付型」クラウドファンディング

寄付や募金など社会的意義を重視した資金集めのためのプラットフォーム。設立から5年で寄付総額10億ドル超。

創業者:Brad Damphousse、Andy Ballester
資金調達:Accel、Greylock Partners、TCVから3億ドル以上

■Boxed
「ミレニアル世代のコストコ」日用品のバルク売りEC

トイレットペーパーや洗剤、おむつなど、まとめ買い消費財に特化したモバイルEC。送料無料、2〜3日で届く。

創業者:Chieh Huang、Jared Yaman、Christopher Cheung、William Fong
資金調達:DST Global、GGV Capitalから1億3,300万ドル

■Checkr
身元確認レポートをウーバーなどに提供

企業の採用システムとAPI連携し、顧客が迅速にサービス提供者の身元確認を行うことができるサービス。

創業者:Daniel Yanisse、Jonathan Perichon
資金調達:Accel、Y Combinatorから5,000万ドル

■Collective Health
スモールビジネス向け給付型医療保険サービス

医療保険内容を従業員ごとに最適化することで、より良い医療サービスをより少ない負担で提供する。

創業者:Ali Diab、Rajaie Batniji
資金調達:Founders Fund、Google Venturesから1億5,000万ドル

■Gigster
アイデアさえ持ち込めば実働アプリを作ってくれる

エンジニアのワンストップ外注サービス。受注するとAIを駆使したシステムがコードを組み、開発者のアプリ構築を助ける。

創業者:Roger Dickey、Debo Olaosebikan
資金調達:Andreessen Horowitz、Y Combinatorから1,250万ドル

■Doppler Labs
「世界をどう聴くか」を選ぶ耳のための拡張現実

複数の特定音を軽減・増幅することで、聞きたい音だけを聞くことができる耳栓型デバイス「Here One」を開発。

「Here One」は耳のための拡張現実を実現したデバイス。眠りにつきやすいように周囲のさまざまな音を個別にミュートできたり、コンサート会場で目の前で演奏されている音楽の低音やエコーを増強することもできる。「全ての人の耳の中にコンピュータを入れたい」と、CEOのノア・クラフト。創業は2013年。映画製作に携わっていたクラフトと、Pinterest、Squareなどへのアーリーステージ投資で知られるフリッツ・レンマンが立ち上げた。

創業者:Noah Kraft、Fritz Lanman
資金調達:Acequia Capital、The Chernin Groupなどから5,000万ドル

次ページ > 「警察向け」ソフトを開発した企業も

文=杉岡 藍 、フォーブス ジャパン編集部

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事