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2017.01.19

難問抱える食料品ネット販売業、打開するのはアマゾン?

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成功例もある

ただし、食料品のネット販売事業が非常に順調な都市が一つある。それは、人口密度が高く、平均所得も高いロンドンだ。

ロンドンには長時間労働の若年層が多く、一方で店舗の営業時間は短い。そして、注文から配達までにかかる時間は、通常2時間以内だ。こうした要因が、食料品のオンライン販売にとって理想的な環境をつくり出している。実際に、このサービスの普及率はロンドンが世界一だ。

食料品のネット販売を機能させるもう一つの要因は、既存の店舗との提携だ。アマゾンはロンドンで、地元の大手スーパーマーケット・チェーン、モリソンズが扱う商品を配送している。在庫費用を必要としないこのモデルは、食料品のネット販売業者にとって重要なものと言えるかもしれない。

食料品ネット販売の今後

私たちは何年も前から、それまで無理だと言われていた商品がネット販売されるようになる状況を目にしてきた。最終的にその変化を起こすのは、利便性を重視する消費者だ。テクノロジーが料金と品質の問題を解決することができれば、このビジネスも急激に拡大することになるだろう。

編集 = 木内涼子

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