筆者のリビングの真ん中にはソニー・ブラビアの4Kテレビとプレーステーション4が鎮座している。筆者にとってエンターテイメントの中心であり、仕事で疲れた心を癒してくれる空間だ。
筆者は旅行することが多いため、ケーブルテレビはあまり向いていない。観るのはネットフリックスやiTunesなどネット上のコンテンツが多い。2017年の今、有料・無料は問わず、ネット上で観られるコンテンツは山ほどある。録画する方法もあるが、Huluやネットフリックスのように好きなだけ観られる方が好ましい。ケーブルテレビはすでに時代遅れになっており、人々がケーブルテレビを観るという単なる古い習慣を捨てられれば絶滅してしまう恐竜のようなものだ。
ケーブルテレビ業界を支えている要素があるとすれば、それはテレビ番組をリアルタイムで観られるということだ。合法的なストリーミングサービスでは、リアルタイムで放送された番組が見られるようになるのは少なくとも1日後だろう。現在最も有名なストリーミングサービスと言えるネットフリックスでは数か月後だ。お気に入りの番組の最新エピソードをすぐに観たいというテレビファンにとっては、ケーブルテレビは必要悪なのだ。
もちろんリアルタイム配信に挑んでいるストリーミングサービスもある。Sling TVやPlayStation Vueでは高額な利用料がかかるが、ライブで番組を視聴できる。そんな中、最新番組がいち早く観られることで有名なHuluが、2月にリアルタイム配信を強化するという。まだ全貌は明らかになっていないが、月額はおよそ40ドル(約4,600円)になる見込みで、CNNやABC、FOXなどの放送局が含まれる。さらに追加料金を支払えば広告を非表示にすることもできる。
スポーツをライブで観たい人や、お気に入りの番組の最新エピソードをいち早く観たいという人には絶好のサービスだ。こういったサービスに付き物なのは、観られる番組が月額40ドルに値するかどうかという問題だ。それは読者の皆さんが判断するところだろう。