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テクノからチャート、その他の音楽業界に関する執筆を担当。

Photo by Elena Elisseeva / Shutterstock.com

2016年、アデルの最新アルバム「25」はイギリスで大ヒットとなったが、実は年間を通して最も売れたアルバムは意外にもコンピレーションアルバムの「Now That’s What I Call Music! Vol. 95」だった。

全英チャートを集計するOfficial Charts Companyによると、同アルバムの売上枚数は86万8,000枚。英国内での売上枚数としても素晴らしい数字だが、それがコンピレーションであることも感嘆に値する。そのうち10万枚弱がダウンロードによる売上だった。物理的なCDを購入する人は減る傾向にあるが、このアルバムに関しては違うようだ。

「Now~」シリーズはイギリスで長年大ヒットしている。アメリカでは2016年11月に60枚目がリリースされたばかりだが、イギリスでは100万枚に迫る勢いだ。「Vol. 95」は複数のチャートで2位を大きく引き離してトップに輝いている。

アルバムのセールスは年々減少しているが、「Vol. 95」の快挙を見ると、お得感のあるアルバムに関してはCDを購入したいファンが大勢いるということが分かる。このシリーズが人気の理由は、すべての収録曲を個別に購入するよりも圧倒的に安いことだ。iTunesでヒット曲が1ドルで売られていたとしても、アルバムの価格は個別に購入した場合の総額の半額以下なのだ。

「Vol. 95」は2枚組で、9週トップをマークしたクリーン・バンディットの「Rockabye」、ザ・チェインスモーカーズの「クローサーfeat.ホールジー」、リトル・ミックスの「シャウト・アウト・トゥ・マイ・エックス~完全ふっ切れ宣言~」など45曲が収録され、イギリスのアマゾンでの価格はわずか12.99ポンド(約1,830円)だ。収録曲のほとんどがYouTubeやスポティファイ、パンドラなどのサービスで聴けるが、プレゼント用やドライブ中に聴くために購入するファンが多い。

このシリーズはラジオで何度も聴いた人気の曲だけを手に入れられるものだ。個々のアーティストのフルアルバムの売上が減少する中、このようなコンピレーションアルバムは当面人気を博すかもしれない。

編集=上田裕資

 

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