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世界37カ国、700万人が愛読する経済誌の日本版

ジャガー・ランドローバー・ジャパン 代表取締役社長 マグナス・ハンソン

先進技術や生産設備に留まらず、クラシックカーの分野までグローバルで活発な投資を行って、快進撃を続けるジャガー・ランドローバー。その日本法人を率いる代表取締役社長マグナス・ハンソン氏に、背景にある意図を聞いた。

ジャガー・ランドローバーとして、フォード傘下から独立して、早くも8年が過ぎようとしている。かつて英国の経済が厳しく多くの自動車メーカーが統合された1970〜80年代においても、ジャガーとランドローバーの両ブランドは独自の歴史を刻み、80年代後半に一旦、フォード傘下に収まるが、再び独立。現在は、タタからの投資を得て、独立した運営のもと積極的な投資を行っているのだが、その"積極さ”が並大抵ではない。

手始めに、お膝元の英ソリハルにアルミ製ボディを始めとする先端軽量アルミ製アーキテクチャ向けの施設をオープンし、その投資額は5年間で15億ポンド(2015年現在)。また4億5,000万ポンドを投じてエンジン工場を2倍に拡張。英国外にも生産工場を新設し、さらに750万ポンドをクラシックカービジネスの本部用土地取得に投じる計画だ。そんな快進撃を続けるジャガー・ランドローバーの背景にある意図とは?日本法人を率いるマグナス・ハンソン社長に訊いた。

「投資することにより、年々成長し続けています。以前はフォード傘下で、プレミアム・オートモーティブ・グループに属していましたが、現在は独立した企業として、独自の戦略で生き残りをかけて戦っています。私自身、自動車産業はインカムゲインではなく、キャピタルゲインに属すると考えています。つまり、生産設備に大きな投資が必要であるほか、ただ自動車メーカーを保有するだけで利益を生むのではなく、企業価値を高めることで資産価値が増し、リターンが得られると考えています」

そのためにはサスティナブルな企業の成長戦略が望まれる。実は、2008年にフォード傘下から独立し、グローバル企業の一員である必要がなくなったことが功を奏した。

「この数年間は特に大きな変化があり、生産台数はフォード傘下の時代と比べ2倍以上になりました。グローバル企業の一員であることは、プラットフォームやパワートレインの共有化などスケールメリットを得られる半面、その選択がジャガー・ランドローバーにとってベストかと聞かれると、疑問でした。

独立した企業となった今は、ジャガーにとって、ランドローバーにとって、それぞれベストな選択ができるようになりました。同時に、エンジン周りの投資は4気筒エンジンに集中させました。米、中、日本、欧州のすべての市場で必要とされる4気筒エンジンをモジュラーで開発することにより、ガソリンとディーゼルで部品の割合や生産ラインの共有化を進めました。一方、V8エンジンが必要な市場は限られるので、モジュール化とは別のアプローチでエクスクルーシブネスを重視した改良を進めています。

日本法人はマーケティング&セールスの機能を果たしますが、世界的に見ても東京のような大きな都市において、メディアの位置づけが変化している点は見逃せません。マス・コミュニケーションから、よりダイレクトなコミュニケーションへと移ってきています。投資の方向を見極めて、優先順位をつけることにより、大きなインパクトを得られると考えています」

文=川端由美 写真=淺田創 構成=青山鼓

 

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