チャージポイントは、次期尚早な強力な充電器やすぐに時代遅れになる設備に過剰な投資を行ったりするのではなく、200~1000ボルトに対応し、8か所の充電ステーションにまたがり最大1メガワットの出力が可能なモジュール式の「エキスプレスプラス」を設計したのだ。
この革新的な設計のお陰で、充電ステーションのオーナーたちは必要な分だけ設備を購入し、需要が増加したらスケールアップすればいい。途中、回収不能な投資を行う必要はないとロマーノは言う。
エキスプレスプラスのお披露に先立ち、オバマ政権は全米の幹線高速道路にEVの充電ステーションを設置する計画を発表した。48のEV充電“回廊”を設け、電気自動車への乗り換えを加速化させたい考えだ。
現在、各地の道路を走行している電気自動車の数は50万台以上。ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスによれば、2040年までには世界での新車販売台数の約35%を、航続距離200マイル超のEVが占める見通しだ。