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I have an insider's take on Wall Street

Photo by Justin Sullivan / gettyimages

ホテル・宿泊業界では今、かつてないほどの激しい競争が展開されている。ベッド・アンド・ブレックファストや貸別荘などの機敏で活発な競合が市場に食い込みつつあるのだ。それでも、一部の大手ホテルは依然、この部門においてぜひとも長期保有しておくべき優良株だ。

とりわけ持続可能な競争力のある資産として突出しているのが、急速に事業を拡大しているヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスだ。

競争の激しい業界の中で、ヒルトンのブランド力は極めて強力な資産であり、既に巨大な市場シェアをますます拡大していく上での推進力になるだろうとアナリストたちは指摘する。2016年末時点で、同社の株価は年初の17ドル(約1,980円)から28ドル(約3,260円)超にまで上昇した。アナリストの中には、今後最低でも33ドル(約3,845円)まで上がり続けると予想する者もいる。

「ヒルトンの稼働率は今後10年、業界最速のペースで拡大を続けると予想している。同社には業界トップのパイプラインや評価の高い(顧客)ロイヤリティ・プログラムなどがあるからだ」と、株式投信情報大手モーニングスターの上級アナリストであるダン・ワシオレックは言う。

ヒルトンは、中程度~高級セグメントの13ブランドにまたがり、78万9,000部屋を稼働させている。2大ブランドはヒルトンとハンプトンで、それぞれ部屋数は全体の約27%ずつを占める。経営は国際的でアメリカ地域が総部屋数の80を%占め、アジア太平洋は7%、ヨーロッパは10%、アフリカ・中東・アジアが3%だ。

サスケハナ・フィナンシャルグループ(Susquehanna Financial Group)の株式アナリストであるレイチェル・ロスマンによれば、ヒルトンの強みはシンプルだ。「固定費が高く資本集約度が低いビジネスモデル、業界内で最大規模のユニット供給数、市場トップの各ブランド、最高の経営チームが組み合わさることで、株価はさらに上昇すると予想している」とロスマンは言う。

確かに、ほかにも多くの競合が宿泊施設を所有・経営・フランチャイズしていることは彼女も認める。「だがそれらの競合のどこも、ヒルトンのように1部屋当たり収益14%、1平方フィート当たりの成長率6%、2017年のFCF(フリーキャッシュフロー)イールド5%、1株当たり利益の14%から23%への上昇といった条件を揃えているところはない」

ロスマンによれば、ヒルトンの業績見通しについての朗報は、「収益とEBITDA(減価償却前営業利益)の90%が施設利用料によってもたらされることと、その90%が売上に結びついていること」だ。こうした変動の少ない料金の流れと、1平方フィート当たり6%の成長率が、収益増を維持する助けになっていると彼女は指摘する。

そのためロスマンは、2016年のヒルトンの業績予想を上方修正。1株当たり利益を87セント(約102円)から1.53ドル(約178円)に引き上げ、2017年についても1.11ドル(約130円)から1.78ドル(約208)に引き上げた。

ヒルトンの大規模機関投資家たちは、同社の株は間違いなく、拡大を続ける宿泊施設・旅行市場の中で長期にわたって利益をもたらす株だと指摘している。

編集=森 美歩

 

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