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2017.01.06 11:50

フォーブス「フィンテック50」 資産管理・投資運用系18社リスト

Photo by Zadorozhnyi Viktor / Shutterstock.com

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フォーブスは昨年11月、今回が2回目となる「フィンテック50」を発表した。このリストは米国でフィンテック関連事業を行なう企業のうち代表的な50社を選出するもの。

既に「個人金融サービス業界を破壊する13社」を紹介済みだが、ここでは富裕層向けの資産管理や株式運用、投資管理を行なう18社を紹介する。

Addepar
顧客の資産を分析・管理するクラウドソフトを提供。管理する資産の総額は5,000億ドルを超える。カリフォルニア州マウンテンビュー本拠。最近セールスフォースと提携し、CRMプラットホームと連携させることで合意。
創業者: Joe Lonsdale(34)は、ベンチャーキャピタル「8VC」のパートナーで、Palantir Technologiesの共同創業者でもある。
出資元:7,500万ドルをビリオネアのPeter ThielやStanley Druckenmillerなどから調達。

AlphaSense
プロの投資家向けに、膨大な量のドキュメントの中から関係ある検索結果のみを表示する検索エンジンを提供。同社の検索システムは、JPモルガン、Jana Partners、オラクルを含む500社以上に採用されている。サンフランシスコ本拠。
出資元:3,500万ドルをTribeca Venture Partners、Triangle Peak Partners、Quantum Strategic Partnersなどから調達。

Cadre 
超富裕層や機関投資家向けに招待制の不動産取引仲介サイトを運営。同社の投資委員会の議長を務めるのは、Vornadoの前CEOでゴールドマン・サックスの不動産部門の元責任者。ニューヨーク本拠。
創業者:Ryan Williams(28)はゴールドマン・サックスとBlackstone出身。ドラルド・トランプの娘婿、ジャレッド・クシュナーは共同創業者。
出資元:6,830万ドルをゴールドマン・サックス、Founders Fund、アリババ創業者のジャック・マー、ビリオネアのユリ・ミルナーなどから調達。

CircleUp
新しい消費財の開発者と、流通パートナーや投資家をつなぐクラウドファンディングサイトを運営。最新ツール「Classifier」は、9万ものデータポイントを使って投資家が企業を評価することをサポートする。これまでに200社以上が同社のプラットホームを使って2億8,000万ドルを調達。サンフランシスコ本拠。
創業者:Ryan Caldbeck(37)とRory Eakin(37)はいずれもスタンフォード大学でMBAを取得。
出資元:5,300万ドルをUnion Square Ventures、Google Ventures、Clayton Christensenが設立したRose Park Advisorsなどから調達。

Coinbase
政府の基準を満たす最高レベルのセキュリティ技術を誇る仮想通貨企業。サンフランシスコ本拠。ビットコイン取引所GDAXを運営し、33ヶ国の470万人の顧客にウォレットを提供し、ビットコインやその他の仮想通貨の決済に対応している。世界のビットコイン流通量のうち10%をサーバに保管。
運営者:CEOのBrian Armstrong(33)は元エアビーアンドビーの決済システム担当。社長のFred Ehrsam(28)は元ゴールドマン・サックスの為替トレーダー。
出資元:1億1,700万ドルをAndreessen Horowitz、Union Square Ventures、 Draper Fisher Jurvetson、三菱UFJフィナンシャルグループ、NYSE、 BBVA, USAA、Ribbit Capital、Sozo Venturesらから調達。

Dataminr 
ツイッターなどの投稿を分析し、株式市場の動向に影響を及ぼしそうな情報を提供。有料会員数は1万人を超え、CNN、Marriott International、エネルギートレーダーなどが同社のサービスを利用している。ニューヨーク本拠。
出資元:1億8,000万ドルをフィデリティ、Venrock、Wellington Management、Credit Suisse、ゴールドマン・サックスから調達
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編集=上田裕資

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