フォーブスジャパンは、日本ベンチャーキャピタル協会の協力のもと、58社の会員企業に調査を行い、「日本版Midas List」を作成した。2015年11月から16年10月までの1年間におけるIPO(新規株式公開)、M&A(合併・買収)によって得たキャピタルゲイン(値上がり益)が対象。18人がランクインし、その中からベスト10を選定した(注:キャピタルゲインについては編集部推計金額)。
1位 仮屋薗聡一
企業名:グロービス・キャピタル・パートナーズ
キャピタルゲイン:23億円(編集部推計)
投資先:ユーザベース、コマースニジュウイチ
グロービス・キャピタル・パートナーズ・マネージング・パートナー。三和総合研究所を経て、1996年にグロービスのベンチャーキャピタル事業設立に参画、現在に至る。2015年7月、日本ベンチャーキャピタル協会会長。
2位 渡辺洋行
企業名:B Dash Ventures
キャピタルゲイン:約18億円(編集部推計)
投資先:マイネット、そとあそび、WritePath Pteなど
B Dash Ventures代表取締役社長。三和総合研究所に入社し、コンサルティング、リサーチ業務を行う。三菱UFJキャピタル、ngi group投資事業本部長を経て、2011年にB Dash Venturesを設立、現在に至る。
3位 金子雄一
企業名:SBIインベストメント
キャピタルゲイン:約14億円(編集部推計)
投資先:ビジョン
SBIインベストメント取締役執行役員投資第二部長。日本長期信用銀行、ソフトバンク・インベストメントを経て、SBIインベストメントに入社。複数の投資先企業に取締役として参画、フルハンズオン支援に取り組む。
4位 赤浦 徹
企業名:インキュベイトファンド
キャピタルゲイン:約13億円(編集部推計)
投資先:Misoca、コマースニジュウイチ、ダブルスタンダード、Sprocket
インキュベイトファンドゼネラルパートナー。ジャフコにて8年半投資部門に在籍、1999年にベンチャーキャピタル業務を独立開業。以来11本総額275億円のファンドを立ち上げ、一貫して創業期に特化した投資育成事業を行う。
5位 今野 穣
企業名:グロービス・キャピタル・パートナーズ
キャピタルゲイン:約7億円(編集部推計)
投資先:アカツキ、キラメックス
グローバル・キャピタル・パートナーズ最高執行責任者(COO)およびジェネラルパートナー。東京大学法学部卒。アーサーアンダーセンビジネスコンサルティング(現・PwC)を経て、2006年に同社に入社。13年より現職。