ライフスタイル

2016.12.30 18:00

スター気分にさせてくれるセレブ所有のホテル5選


3. ロバート・デ・ニーロが手がける複数のホテル

ホスピタリティー業界におけるセレブ同士のパートナーシップでも、俳優ロバート・デ・ニーロとレストラン「ノブ」のオーナーシェフ、ノブ・マツヒサのタッグは特に有名だ。彼らは過去20年でレストランを全世界に32軒手がけ、2013年以降はホテルも展開している。

最近、マニラ市内のハイアット・シティー・オブ・ドリームス内にオープンしたノブ・ホテル・マニラでふたりはビジネスを更なる高みへと押し上げた。アジアで最初のノブ・ホテルは、木の質感と中間色を基調に温かくゲストを迎え、運が良ければ、キッチンで働くマツヒサシェフを目撃するチャンスもある。

カリフォルニア半島南端のロス・カボス、ロンドン他数カ所で今後オープン予定のホテルでも、自然な風合いと日本の建築様式にインスパイアされた美学が全体に貫かれる。

だが、それでデ・ニーロが手一杯だと考えるのは大間違いだ。今年73歳の彼は、上記のレストランやホテルに限らず、自身が経営するニューヨークの4つ星、ザ・グリニッチ・ホテルの日々の経営にも携わっている。さらには、カリブ海にオープンする50のスイートから成るホテル、パラダイス・ファウンドの共同経営者でもある(共同経営者は、マライア・キャリーと婚約破棄したオーストラリアのビリオネア、ジェームズ・パッカー)。本業もぬかりなく、2017年米公開の『ザ・コメディアン(原題)』 にも出演している。

4. ロバート・レッドフォード-「サンダンス・マウンテン・リゾート」

レッドフォードと言えば、『明日に向かって撃て』(1969年)や『大統領の陰謀』(1976年)といった傑作に主演し、サンダンス映画祭の創設者としても有名だが、フォーブス・トラベルガイドでもお墨付きのホテルのオーナーであることはあまり知られていない。

彼は、ユタ州プロボの手つかずの大自然に大きな可能性を感じると同時に、その大自然を保護したいと考えた。2,000ヘクタールの大自然に抱かれた素朴で落ち着けるラグジュアリー・リトリートでは、ハイキング、サイクリング、渓流釣り、スキー、ジップラインといったアクティビティーが楽しめる。

もちろん彼のことだから夏には映画の特別上映、コンサート、フェスなど様々なイベントが用意されている。このブティックホテルは、サンダンス・インスティテュートを創設した場所でもあり、サンダンス映画祭の出品作を観る機会にも恵まれるだろう。他にも彼がコレクションしたネイティブアメリカンの工芸品や『大いなる勇者』(1972年)の撮影に使われたベキャビンなどゆかりの深いものを見ることができる。

5. フリオ・イグレシアスー「トルトゥーガ・ベイ・プンタカーナ・リゾート&クラブ」

ドミニカ共和国にあるこの保養地は、同国出身のファッションデザイナー、故オスカー・デ・ラ・レンタ(彼が、このホテルの明るい黄色のヴィラをデザインした)の他、ラテンのバラードを歌うスペイン出身の人気歌手、フリオ・イグレシアスもオーナーの一人だ。

彼は、13室のヴィラから成る4つ星ホテル敷地内にレジデンスを所有しており、静かなプライベートビーチや絶景のゴルフコース、あるいは施設内のスパで彼に出会う可能性もある。たとえ彼を見かけなかったとしても、ここではあなた自身が一流のセレブ気分になれる。ヴィラ専属の支配人が付き、滞在中使用できるよう、直通の携帯電話も渡される。

支配人があなたの想像を遥かに超えるサービスをしてくれたとしても、驚いてはいけない。筆者がここに滞在したときは、ディナー後に部屋に戻ると、キャンドルの明かりに照らされたバブルバスにバラの花びらが散りばめられ、バスタブのお湯は入れたばかりの様に温かかった。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

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