ビジネス

2016.12.28 12:30

起業家ジェシカ・アルバが勝訴 「オーガニック表示」訴訟で


80名の人員削減も発表

オネスト社はこの1年半、急成長を遂げる一方で、世間の厳しい目にさらされてきた。同社は調製粉乳の他にも、日焼け止めや洗剤などの効果や成分表示をめぐって数々の訴訟を起こされている。

また、今月上旬には、来年の第1四半期に80人の人員カットを行うことを発表した。カットの大半は、テキサスのコールセンター業務の自動化によるものだが、同社は直営の実店舗オープンに向けて事業拡大を図っており、そのための組織再編成も行われるという。

この人員削減にあたり、オネスト社は次の声明を発表した。

「オネスト社の共同創業者でCEOのブライアン・リーは、企業の成長のため、そして最高に素晴らしくシームレスなユーザー体験を届けるために、オムニチャネル化戦略を進めていきます。(中略)長期的プランのもと、チームの編成とテクノロジーのインフラを進化させることに注力します」

2017年は同社の洗剤のリニューアルも控えている。アルバは11月、女性起業家をゲストに迎えるフォーブスのポッドキャスト番組「Million$」に出演し、合成化学物質「ココアルキル硫酸ナトリウム」を排除した洗剤を約2年前から開発中であると発言。「これまでにない界面活性剤を使い、保存剤システムも一新しました。今は人体への安全性テストを行っているところです」と語っていた。

編集=海田恭子

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