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2016.12.24

起業家が知るべき「成功への8つの近道」

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19歳という、2010年当時史上最年少でシリコンバレーのVCなどから資金調達を果たしたKiipの創業者ブライアン・ウォンが先日、フォーブスが主催する「アンダー30サミット」に登壇し、成功への8つの近道を紹介した。

1. 自分のスーパーパワーを知る
自分の弱点をいかに克服するかではなく、自分の得意なことに全リソースを割く。ウォンの場合は、とにかく周りの人をワクワクさせることにスーパーパワーを持っていた。では、どうやって自分のスーパーパワーを見つけるのか。少し過去に遡ってみてほしい。なんの努力もなく身についた、自分のミッションとは一見関係がなさそうなことこそがスーパーパワーである。例えば優秀な営業職の人は、高校時代に”鉄板ネタ“を持っていた人も少なくないだろう。相手にストーリーを伝えるエンターテイナーとしてのスキルが求められる営業パーソンが、鉄板ネタを持っていたというのは非常に理にかなったことだろう。
そして、自分のスーパーパワーがわかれば今度は足りないスーパーパワーを持つ人を探すこと。チームビルディングにおいて、この考えを常に持っていてほしい。

2. 聞くこと
あなたが毎日誰かに厄介がられていたり、断られていないのであれば、おそらく“聞く”ことが足りていないだろう。“聞く”という行為は過小評価されている。権力であれ、職業であれ、あなたが求めるあらゆることに近づく鍵はコールド・メール(知らない人に売り込みなどの目的でメールを送ること)にある。決してSPAMを送るということではない。人と繋がったり、気になる人に接触するなど、相手に対して、価値を与えられることをアピールする。今や誰しもがメールアドレスを持っている。メールやほかのSNSなどのプラットフォームはあなたが使いこなすために存在している。

3. 何かに熱中する
なんでもいい、とにかく取り憑かれる位なにかに熱中すること。とあるマーケティングのマネージャーは大会に向け、大きなかぼちゃを育てることに熱中している。マーケティングとは全く関係ないことだが、何かに熱中することでパッションが生まれる。熱中し、なにかに向き合う自分を知ることは、最大限のパフォーマンスを発揮する方法を知ることにつながる。

4. ルールを学ぶな
ウォンは広告業界のルールを知っていたとしたら、Kiipを立ち上げることを躊躇しただろうと語った。新たな世界を築こうとする起業家にとって、ルールを知らないということは実はとてもいいことだ。
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report by Takahiko Inoue

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