職場で女性に求められる5つの役割、最悪は「母親」

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米国の女性たちは、この数十年で大きな進歩を遂げてきた。だが、それでもまだ平等が実現されない場がある──職場だ。

S&P500構成企業の従業員のうち、およそ半数は女性だ。一方で、これら企業の上級管理職に女性が占める割合は25%。取締役では19%に過ぎない。さらに、最高経営責任者(CEO)ではわずか4.6%にとどまっている。そして、この状況をもたらしている原因は、女性に資格が不足していることではない。

女性がトップに上り詰めるための道は、男性が女性に投影する次の5つの役割によって妨げられている。ただ、女性が自分に求められている役割を自覚すれば、抜け出すために闘うことは可能だ。断固とした態度で、職場の男性たちの態度に注意を払い、ガラスの天井を打ち破るときに備えよう。

役割1. 愛人

男性が不適切な態度で女性に触れ、相手の女性の訴えを真剣に受け止めない場合、その男性は相手の女性を愛人のように扱おうとしている。別の呼び方をすれば、「セクハラ」をしているのだ。こうした状況は働く女性たちの成長を妨げる。さらに、心の健康を害する恐れもある。

役割2. 娘

娘のように扱うということは、その男性は相手の女性の成功を願っているのだとも考えられる。そのために、自分は教師の役割を演じようとしているのだ。だが、一方ではその女性を未熟で自分に迷惑をかける人、反抗的な人と捉える可能性もある。

筆者もそのような上司の下で働いたことがあるが、いつも意見を無視され、不当な制約を課されていた。こうした人間関係は、女性の成長にとって非常に危険なものだ。真っ向から立ち向かわなければいけない。

役割3. 姉または妹

男性は女性の同僚を、姉か妹のように見る傾向がある。打ち解けて話せる相手だと思っているのかもしれないが、同時にそれは、相手の女性を権威のある人と捉えていないことを意味している可能性がある。

きょうだいのように思っていたのであれば、一度距離が空けば気まずい間柄にもなり得る。男性はその場合、無視したり、苛立ったり、疎外しようとしたり、うわさ話を吹聴したりする可能性もある。

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編集 = 木内涼子

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