注目のVR製品「5大ブランド」 予算79ドルから800ドル以上まで

Samsung Gear VR (photo by Scott Eisen / gettyimages)

このところ急激に注目を集めつつあるのがヴァーチャルリアリティ(VR)関連のガジェットだ。これを機会にVRを試してみようと思っている人は、予算と既に所有しているハードウェアとのバランスを考慮して、どの製品を選ぶか検討するべきだろう。

ハードウェアに関してはPCを使っているか、Macを使っているのかで分かれる。PCを使っているのであればオキュラスリフトが良いかもしれないが、かなりの投資が必要だ。また、サムスンのスマホを持っているなら低予算でVRを体験できるかもしれない。アップル愛好家なら来年発売されるとみられるiPhone 8を待つのが賢明かもしれない。コストを抑えたいなら、サムスン、アップル、グーグルのスマホに対応しているグーグル・カードボードという選択肢もある。下記に注目のVRデバイスを紹介する。

Samsung Gear VR :99ドル

グーグル・カードボードの進化版と言えるこの製品は、顔にうまくフィットし側面でナビゲーションできるが、映像の安っぽさは否めない。VRではあるが、本格的なヘッドセットが実現するようなVRとは違う。サムスンのスマホGalaxyを持っているなら試してみてもいいだろう。VR対応のゲームや360度動画などが楽しめるエントリーレベルのデバイスだ。

オキュラスリフト:800ドル+ 高スペックPC

ヘッドセットのオキュラスリフトとコントローラーのオキュラス・タッチは合わせると800ドル近くになる。このほかにハイスペックなPCも必要だが、本格的なVRを体験したい人にはおすすめだ。対応ゲームの数も多く、ゲーマーたちにも人気だ。セットアップにかかる時間は約20分。接続するPCには3つのUSBポートとHDMIポートが必要だ。

Vive:800ドル(対応ソフトウェア多数あり)

ソフトウェア企業ValveがHTCとタッグを組み、2016年に発表したヘッドセット。Valveが運営するゲーム配信サイトSteamでは様々な種類の最新VRソフトが手に入る。Viveは本格派VRとしてオキュラスと肩を並べる存在だ。セットアップに手間はかかるが、部屋全体を使った完全没入型VRが体験できる。現在発売されているVRデバイスの中で最も進んでいると言えるかもしれない。また、オキュラスリフトのゲームのほとんどがViveでプレイできる点も魅力的だ。

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編集=上田裕資

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