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2016.12.23 12:00

米国で最も稼いだクリスマス映画10本 トップは90年公開の名作


5位:「エルフ ~サンタの国からやってきた~」(2003年、ニューライン)
興行収入:1億7,340万ドル(約199億9,800万円)

3,300万ドル(約38億円)の予算に対し全世界で2億2,040万ドル(約254億円)の興行収入を上げ、評論家からも一般市民からも愛されているコメディ映画。監督はジョン・ファヴローで、ウィル・フェレル、ジェームズ・カーン、ゾーイ・デシャネル、メアリー・スティーンバージェンらが出演している。この作品をもとにミュージカルが作られたほか、NBCが2014年にストップ・モーション・アニメーションを製作している。

4位:「ホーム・アローン2」(1992年、フォックス)
興行収入:1億7,359万ドル(約200億円)

この「ホーム・アローン」の続編ではマコーレー・カルキンがケビン役として、そしてジョー・ペシとダニエル・スターンが再び悪党として出演している。第1作よりも出だしは好調だったが、最終的には全世界で3億5,899万ドル(約414億円)の興行収入となった。今となっては好意的な意見も多いが、当時は評論家から良い評価は得られなかった。

3位:「ポーラー・エクスプレス」(2004年、ニューライン)
興行収入:1億8,337万ドル(約211億4,800万円)

2006年版ギネスブックに「世界初の全編デジタルキャプチャー映画」として登録されたこの映画は、アカデミー賞で3部門にノミネートされた。トム・ハンクスが車掌やサンタなど複数の登場人物の声を務めた。デジタルリマスター後の公開を含めると全世界で3億685万ドル(約353億8,800万円)の興行収入となった。

2位:「グリンチ」(2000年、ユニバーサル)
興行収入:2億6,004万ドル(約300億円)

ロン・ハワード監督がドクター・スース作の「グリンチ」を映画化。主人公のグリンチはジム・キャリーが演じた。アメリカ国内では公開後4週目まで興行収入でトップを走っていた。全世界での興行収入は3億4,500万ドル(約397億8,800万円)を記録、アカデミー賞のメイクアップ賞を受賞した。興行収入では成功したが、評論家には不評だった。一方でハリウッドやオーランドにあるユニバーサル・スタジオでは毎年グリンチのイベントが開催されるほど、いまだに愛されている。

1位:「ホーム・アローン」(1990年、フォックス)
興行収入:2億8,576万ドル(約329億5,600万円)

2011年に「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」に抜かれるまで、「ホーム・アローン」はアメリカで最も興行収入の高いライブ・アクション・コメディだった。当初はワーナーが製作していたが、フォックスに製作が変わると予算が1,400万ドル(約16億円)から1,700万ドル(約19億6,000万円)にまで上がった。あまりの人気にクリスマスシーズンが過ぎても上映が続き、1990年11月16日に公開されてから1991年2月1日の週末までの12週連続で興行収入1位をマークした。

編集=上田裕資

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