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これがスマホゲーマーの率直な感想であり、「コアゲーマー」を自称する人たちが「ゲームが無料だという考えが蔓延しているスマホゲーム業界はおかしい」と批判することは現実を見ていないと筆者は感じる。

彼らは「フリーミアムモデルばかりのスマホゲームで買い切り10ドルの価格設定は良識ある決断だ」と任天堂を擁護するが、仮に「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の価格が一般的なゲームの倍の120ドルだったとしたら、彼らは激怒するだろう。スマホゲームで10ドルというのは、それに匹敵する前代未聞の高さなのだ。

任天堂がスーパーマリオランをフリーミアム型で提供していたとしても、ブランドを毀損することはなかっただろう。ゲームの内容や醍醐味を何ら変えることなく、ラリーチケットやコインを集めるために課金することは十分可能だ。

そもそも、キノピオラリーで何度も勝たなければキャラクターをアンロックできないのは、フリーミアムゲームの仕組みと同じだ。筆者は当初から任天堂がフリーミアム型を敬遠している理由が理解できなかったが、アプリリリース後のレビューを見てその思いを一層強くしている。

任天堂が価格設定を誤ったと結論付けるには時期尚早かもしれないが、買い切り10ドルは業界の常識からかけ離れている。無料ゲームだと思っていた多くのプレーヤーが任天堂に騙されたと感じているのが実情なのだ。

任天堂が今回の価格設定に踏み切った事の正当性を、「昔のゲームは有料が当たり前だった」といったノスタルジーや「フリーミアム型ゲームはあくどい」といった感情論で説明することはできない。今後、任天堂が新たな方針を打ち出すことを期待したい。

編集=上田裕資

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