12月20日、ツイッターCTOのアダム・メッシンガーと製品部門のヴァイスプレジデントのジョシュ・マクファーランドが同社を去ることを発表した。
メッシンガーはツイッターでCTOを4年近く務めたが、自身のツイートで辞職を表明した。彼は今後のプランについて「しばらく休暇をとる」と述べたのみだった。一方、ツイッターの2年前の広告企業TellApart買収により、同社に加わったマクファーランドは、ベンチャーキャピタルのグレイロックパートナーズに投資家として加わることを明かした。
報道によると今後ツイッターのエンジニアリング部門のエド・ホーが当面の間、2名の代役を務めるという。
グレイロックのジェイムス・スラバートはブログで、マクファーランドが同社に加わったことを宣言し、TellApartの創業者である彼の功績を讃えた。報道によるとTellApart買収はツイッターにとって過去最大の買収案件で、買収額は5億3,000万ドルだった。
スラバートはマクファーランドに数年前から移籍を提案していたという。マクファーランドは2017年の1Qの終了をもってグレイロックに移籍する。
幹部の離脱が相次いたことにより、ツイッター社の先行きには重大な懸念が生じており、現CEOのジャック・ドーシーの差配にもさらに注目が高まりそうだ。ドーシーは決済会社スクエアのCEOも兼任している。
社内の混乱と同時にツイッターは、一時噂されたSalesforce社等への身売りも暗礁に乗り上げたままだ。10月に同社は全社員の9%のレイオフを発表していた。ツイッターの株価は今年に入り約22.6%の下落となっている。