ただ、こうした人たちのほとんどは、「言われたときはショックだった。でもそれから数日たって、問題があることを示す兆候はあったのだと気が付いた。私はただ、そのサインを見逃していたのだ」と言い出す。
「職場で不穏な空気を感じたら、履歴書やリンクトインのプロフィールを最新の内容に更新しておく」というのは悪い考えではない。次に挙げる10の態度を上司が見せるようになったら、それは勤務先があなたの解雇を考えていることを示す兆候かもしれない。
1. 当初は明確だった職務内容が不明確になり、雑多なことを頼まれるようになった。上司から特別なプロジェクトを任されたが、あなたに担当させる仕事を無理に考え出している──これは良いサインではない!
2. 上司と話ができなくなった。一緒に計画した事柄についてだけではなく、今後の計画についても何も約束しようとしない。
3. 上司に避けられる。
4. 担当していたプロジェクトの社内での重要性が低下した。会社が挙げる重要事項のリストから、そのプロジェクトが外されたようだ。
5. 大した問題ではなく、またあなたの失敗ではないことについて、まるであなたが何かをしたかのように上司から小言をいわれる。
6. 上司から、勤務時間を割いて同僚(またはインターン)に何かを教えるよう頼まれる。
7. 上司が頻繁に人事部に足を運び、行くとすぐには戻ってこない。人事と何やら相談をしている(閉ざしたドアの向こうで)。
8. 以前は呼ばれていた会議に呼ばれなくなった。
9. 職務明細書を作り、提出するよう指示された。
10. 入社して以降、仕事で何を達成したかについて報告書を作成し、提出するよう指示された。
何らかの兆候を感じ取ったら、たとえ聞けば動揺してしまうようなことでも、真実を明らかにした方がいい。解雇を言い渡されることを事前に知っていれば、それに備えておくことができる。(解雇という)障害を乗り越え、自分の道を進んでいくことができるだろう。