今回の資金調達でLolaの累計調達額は1,120万ドル(約13億円)となった。Lolaの経営陣には女優のアリソン・ウィリアムズが居るが、今回のラウンドで女優でフェミニズム運動家としても知られるレナ・ダナムが出資者に加わった。ダナムは「Lolaの製品が女性の課題を解決し、生理期間中に健康で洗練された選択肢を与えると信じ、出資を決めた」とメールで回答した。
共同創業者のアレクサンドラ・フリードマンとジョーダナ・キヤーは今回調達した資金を、人員採用や新商品開発、マーケティング投資、顧客獲得に使う予定だ。
サブスクリプション型のビジネスモデル
Lolaのビジネスは完全通販型で、オンラインで注文するとユーザーの元に毎月商品が届くシステムとなっている。同社は化学物質不使用の商品をインスタグラムでPRしている。定期購入者は注文に応じ毎月、タンポン18個のセットを1箱(10ドル)か2箱(18ドル)受け取る。
キヤーとフリードマンがLolaを創業した2年前、オーガニック生理用品市場は今ほど盛り上がってなかった。より使いやすい生理用品への需要が高まる中、ジェシカ・アルバが起業したThe Honest Companyのような有名企業と、Colaのような小さな新興企業が、マーケットを支えていた。
フォーブスの「30アンダー30」にも選ばれたキヤーは言う。「2年前と状況が変わったのはとてもうれしい。以前は生理用品について大っぴらに話すことは、今ほど一般的ではなかった」
資金力をつけたLolaは、新たな分野に拡大しようとしている。フリードマンは「私たちは女性の健康を扱う企業になりたい。女性のニーズに応える商品を提供していく」と述べた。