ニューヨークとロンドンの若者 ワインの好みに多くの共通点

Ditty_about_summer / shutterstock.com


だがいずれの都市の若者も、ワインを購入する際に最も重視するのは原産国よりも価格だと回答。つまり好みの原産国と最終的に購入するワインの原産国が常に同じとは限らないのだ。

調査結果によると、ニューヨークでもロンドンでも、女性よりも男性の方がロゼを多く飲んでいる(いずれもロゼよりも赤を好むが)。また多くの人は白ワインよりも赤ワインを飲んでおり、世界全体の生産量も白より赤の方がずっと多い。

またニューヨークの若者は“甘み”のあるワインを好む(52%)。しかし、必ずしも甘口のワインがいいという訳ではない。おそらく辛口のワインに若干の甘みを感じられるものが好みなのだろう。一方ロンドンでは、甘みのあるワインを好む若者はわずか39%だった。

だがロンドンの39%という数字もかなり高い。そのほかの国で調査を行っても、同じ結果が出るだろう。おそらくこれらの若者の多くは、ディナー以外の場面でワインを飲むことが多いのだろう。だから渋みや酸味を嫌い、口当たりが良く飲みやすいワインを好むのだ。

またオーガニックワインを好むという若者の割合は、英米いずれも同程度(ニューヨークが19%、ロンドンが20%)。アルコール度数が低いワインを好む若者は、ニューヨークが18%でロンドンが14%だった。

こうした調査結果については、常にある程度の疑いを持って解釈すべきだが、それでも興味深いトレンドを示していることは確かだ。

編集=森 美歩

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事