シャピュ助教によると、この調査では18日間にわたって被験者に調査用の施設に寝泊まりしてもらい、毎日午後10時から翌日の午前8時を就寝時間に設定した(被験者たちは、実際の睡眠時間は6.5~8.5時間だったと話している)。
さらに、対象者の睡眠時間を期間中の5日間、午前4~8時の4時間に制限した。すると、睡眠時間が4時間に限られた日は10時間睡眠を取った日と比べ、平均550キロカロリー(グレービーをかけていない約450gのターキーの4分の3に相当)を余計に摂取していたことが確認された。余分に取ったカロリーの多くは、起きていた深夜の間に摂取した脂肪分によるものだった。
これら2大学が行った研究を含む17件の研究結果を分析した結果では、睡眠不足の日は1日当たり平均、そうでない日より385キロカロリーを余計に摂取していることが確認されている。炭水化物の摂取量は変わらない一方で、こうした日にはタンパク質の摂取量が減り、脂肪分の摂取量が増えることも分かった。
こうした結果が示すのは、大勢が集まってたくさん食べた夜はいつまでも起きていて残り物に手を出してしまわないように、十分な睡眠が取れる妥当な時刻にベッドに入るのが賢いということだ。
また、前日の睡眠時間が十分であれば、食後のデザートもパイ1切れで満足できると考えられる。2切れ、3切れと食べ過ぎてしまうこともなくなるはずだ。