クリスマスギフトにもおすすめ、高級ウイスキー厳選6種

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4. グレンゴイン21年 (100ポンド)

シェリー樽で21年かけて熟成させたウイスキー、と聞けば納得だ。 一度口にすれば、トフィーとキャラメル、そしてベルベットの美味しいプールに飛び込んで、溺れるかの様な至福の経験をすることになる。多少、ブナハーブンにも似た味わいだが、よりシェリー感が強く、フルーティーさ、リッチ感、ドライ感において勝っている。

5. オールドプルトニー21年 (97ポンド)

世界的権威であるウイスキー評論家のジム・マレーが、自ら毎年発行する『ウイスキー・バイブル』の2012年度版で“彼好みの逸品”として最高評価を与えた時は、ちょっとした驚きが広がったが、その後、このオールドプルトニー21年はいくつもの賞も受賞している。

バーボン樽とシェリー樽で熟成されたシングルモルトは、果樹園の様々なフルーツが絶妙に混ざり合った様な豊かなアロマを持ち合わせ、一言で表現するなら、実に美味しいアップルクランブルのような味わいだ。香ばしい(小麦粉とバターの)クランブルに覆われて焼かれたりんごが美酒に浸かり、そのまま液体に溶け込み混然一体となった様な、実に素晴らしい味わいなのだ。

6. タリスカー18年 (74ポンド)

タリスカーは、かなりユニークな個性を放つシングルモルトの逸品だ。特に18年物は、スコットランド北西部スカイ島の荒々しい海に囲まれた印象的な蒸溜所が造るウイスキーの中でも、一際素晴らしい存在だ。

その味わいには、スパイス、砂糖、スモーキーピート、塩といった魅惑的な要素がすべて詰め込まれている。潮の味わいが柑橘系のフレッシュアロマと混ざり合ったかと思うと、ペッパーの利いたビーフジャーキーとジンジャーの強い味わいへと変化する。ウイスキーグラスに注がれた嵐、とでも表現したい強い印象を与える至高の一本である。 

これらのウイスキーの名品をクリスマスギフトとして贈る時は、クリスマスの真の精神が「分かち合うこと」であると、受け取り手に伝えるのを忘れてはならない。無論、自分の為に買うのなら言うことはない。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

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